受精卵の質・妊娠率を上げたい【精子も関係している?】
(記事更新日:2020/08/12)

こんにちは、薬剤師の上田康晴です。
くすりの上田では、不妊相談をしている薬屋さんです。
受精卵の質によって
・妊娠率
・流産率
が変わってきます。
今回は「受精卵の質」に関連するお話です。
受精卵の質に「精子」も関係している
体外受精や、タイミングを頑張っている方へ。
早く結果を出したいですよね。
いろいろな努力も、されていると思います。
・運動をしている。
・食事を頑張っている。
・早寝している
・冷え対策している。
・お灸をしている。
・漢方薬やサプリメント。
受精卵の質が、妊娠にも大事です。
では、「いい受精卵」ができない原因に何があるとおもいますか?
一つは、卵子側で質が悪い場合。
これは皆さん、意識はしていたと思います。
でも実は、精子の質も関係していたのです。
精子の質が悪いと
精子の状態、質が悪いと
・受精率が落ちる
・受精卵の質が落ちる
・流産の原因にもなる
知っていましたか?
え~!!!って感じですよね。
治療が始まると、ツライのは女性だけ。
女性だけ頑張っている状態もあると思いますが、ご主人の対策も考えてみませんか?
精子は受精すると、卵子を活性化させますが、その活性化率も年齢と共に、低下していくそうです。
年齢の問題は、女性だけの問題ではなかったんですね。
精子を良くする対策は?

精子の質を上げるために、禁欲期間の見直しも大事です。
精子は溜めれば溜めるほど、質が落ちると言われます。
2日以上ためると、質が落ち始めるそうです。
タイミングで頑張る場合は、以前は溜めて頑張るみたいなイメージがありましたが、そうではなかったようです。
これは、タイミング療法だけの話ではなく、体外受精の時にも関係してきます。
男性の禁欲期間が長引くほど、受精卵が悪くなってくると発表されています。
それと「タバコ」の影響。
まさか、体外受精まで必死に頑張っているのにタバコ吸っていませんよね。
タバコ、精子の質は低下します。
これは「ニコチン」や「活性酸素」の悪影響があるからです。
また、女性が吸っている場合(副流煙も含む)は、卵子の質も低下したり、閉経を早めるようです。
不妊期間が長い方、治療していても結果が出ない方は絶対に、禁煙がお勧めですよ~。
夫婦関係を大事にする
夫婦で「仲良く」しておくのも大事です。
治療が続くとストレスで、夫婦関係も「ギクシャク」しがちです。
赤ちゃんは、授かりものです。
ご縁みたいな部分も、あるような気がします。
どうせなら、夫婦仲良しの方が早く赤ちゃんが、やってくるような気がしませんか?
たまには、気分転換も必要です。
・1~2ヶ月くらい病院の治療を休む
・夫婦で旅行に行く
・友人と、ランチで楽しむ
・馬鹿騒ぎで盛り上がる
息抜きも大事にしましょうね。
関連記事
【精液検査】WHOの基準値は【精子数、運動率、量などを紹介】
子宮内膜の厚さの基準値【内膜の厚さアドバイス3選】厚くならない原因
不妊相談の薬屋さん
くすりの上田
富山県高岡市大手町11-30