ビタミンDの不足は「不妊」リスクを高めます



妊活には、健康な母体作りが
とっても大切です。

妊娠に必要な栄養素
数多くありますが
今回は「ビタミンD」のお話です。

記事担当:薬剤師(上田康晴)


着床しにくい原因の1つとして「ビタミンD不足」がある

着床しにくい原因として
考えられるのが

1)子宮内膜が薄い
2)受精卵の質が悪い
(染色体異常も含む)
3)子宮環境の問題
(ポリープ、子宮奇形など)
4)着床因子が弱い
5)慢性子宮内膜炎
6)子宮内フローラの環境
7)免疫関連(不育症も含む)
などが有名ですが


実は、ビタミンDも
着床障害に影響を及ぼします。

ビタミンDの不足は
反復着床不全の原因になると
日本産婦人科学会で報告されています。
参考元:日本産婦人科学会HP

反復着床不全とは?

体外受精において、
40歳未満の方が、良好な受精卵
4回以上移植した場合、

80%以上の方が
妊娠されるといわれています。

良好な胚
4個以上かつ、3回以上移植しても
妊娠しない場合を
反復着床不全と呼びます。

この「反復着床不全」が
ビタミンD不足で
リスクが高まると
報告されているのです。

ビタミンDと反復着床不全(RIF)の関係

ここからは、産婦人科学会HPからの抜粋となります。
ビタミンDの欠乏した不妊患者が
RIFと関係している報告があり、

ビタミンDは免疫寛容に関連する
Th2細胞やヘルパーT細胞を
調節する制御性T細胞を増やし、

一方、免疫拒絶に関連する
Th1細胞を抑制することが
報告されており、

妊娠に有利な免疫状態を
誘導することが知られている。

貯蔵型ビタミンDである
25OHビタミンDが
30ng/mL未満の患者には
サプリメントを
服用させることも重要である。


(参考文献)
Ikemoto Y, Kuroda K, Nakagawa K, et al: Vitamin D regulates maternal T-helper cytokine production in infertile women. Nutrients 2018: 10: 902.

不妊の方には、ビタミンDサプリを推奨するドクターも多い

ビタミンDが多い食品
・サケ
・しらす干し
・干しシイタケ
・白キクラゲ
・すじこ
などがあります。
※参考元:書籍(食の医学館)より


ビタミンDは、
もともと身体に必要な栄養素ですので
過剰にならない範囲でサプリ
手軽に摂取してみるのも
不妊対策の1つです。

何より、ビタミンDサプリは
価格が安いので、とっても手軽です。


ビタミンDサプリをAmazonで
チェックしてみる。
→Amazon(ビタミンD商品ページへ)

不妊相談ができる薬屋さん
くすりの上田
富山県高岡市大手町11-30
(高岡大仏の真横)



くすりの上田通販ページへ