【Q&A】デュファストン お悩み相談室

デュファストンは「黄体ホルモン」の薬です。

効きが悪かった場合に、
「デュファストンを飲みきったのに、生理が来ない!」
デュファストン飲んでいるのに、生理(出血)が来た・・・
このような症状になる事があります。


生理

不妊治療で、とても処方される薬ですので、よくある「疑問点」などをまとめておきます。

【 も く じ 】
1)生理が来るには
2)デュファストンを服用したのに
 ・生理が来ない
 ・服用中に出血(生理)

【 お ま け 】
3)デュファストン飲み忘れた時
4)デュファストンの副作用


生理が来るには

(ステップ1)
卵胞からの「エストロゲン」で内膜を作り始める。
卵胞が排卵後、黄体に変化し「黄体ホルモン」を分泌。
黄体ホルモン(デュファストン)が、子宮内膜を厚くします。

(ステップ2)
妊娠の可能性がない時に、子宮内膜が剥がれ落ちるのが「生理」です。

デュファストンを服用後に生理が来ない


デュファストンを服用後に生理が来ない

生理が来ない原因は2つ
1)妊娠している
2)子宮内膜の厚みが作れていない


1)妊娠している

これは問題ないですよね!
タイミング療法や、人工授精、体外受精の際に、子宮内膜を厚くするため「デュファストン」がよく使われます。

妊娠した場合は、自分の体が自力で「黄体ホルモン」の分泌を続けるので、デュファストンの服用を止めても、黄体ホルモンは低下しないため、赤ちゃんのために大事な「子宮内膜」が剥がれ落ちることはありません。

子宮内膜が剥がれ落ちる出血が生理なので、生理は来ない状況となります。

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2)子宮内膜の厚みが作れていない


子宮内膜の厚み

原因は「黄体ホルモン」が弱いために起こります。

「人工授精」や「体外受精」の際は、卵胞の育ちを確認して、黄体ホルモン値も測定しているので、治療中にこうした状況は起こりにくいと思います。

タイミング療法で「デュファストン」を服用している場合や、無排卵でリセット目的で「デュファストン」を服用した場合に、こうした状況が起こりやすいです。(リセット目的の場合はプラノバールが処方される事は多い)

多嚢胞性卵巣(PCOS)の方も起こりやすい状況です。

黄体ホルモンを「デュファストン」で補っていますが、それでも自力の「黄体ホルモン」や「エストロゲン」が弱いと、子宮内膜が厚くならず、生理になるはずの「剥がれ落ちる子宮内膜」がないために起こります。

黄体ホルモンの分泌が弱い原因は、「卵胞の育ちが弱い」ことが原因です。


デュファストン飲んでいるのに、生理(出血)が来た


デュファストン飲んでいるのに、生理(出血)が来た

これも「黄体ホルモン」が足りない場合に起こりやすいです。

黄体ホルモンは、厚くなった「子宮内膜」を維持する働きがありますが、黄体ホルモンが少ないと「厚くなりかけている子宮内膜」を維持できず、ジワジワと剥がれがちとなり、少し出血を起こし始めます。

通常は「デュファストン」でも黄体ホルモン補充は十分な場合が多いですが、「黄体ホルモン」の作用は弱めの薬なので、こうした場合は強めの「黄体ホルモン」の刺激に変更することが検討されます。

皆様が気にされる
デュファストンを飲みきったのに、生理が来ない!
デュファストン飲んでいるのに、生理(出血)が来た・・・

真逆の意味に感じますが、
原因としては同じ「黄体ホルモン」が弱いことが考えられます。


デュファストン飲み忘れた時は


デュファストン飲み忘れた時は

■デュファストンの服用を忘れた場合
決められた服用時間の3~4時間くらいの遅れなら、気づいた時点ですぐ服用しましょう。

決められた服用時間を、半日以上も経過してから「デュファストン」の服用忘れに気がついた場合は、自己判断で服用せずに、治療中の病院やクリニックに電話して、指示をもらいましょう。

一般的には、半日以上も経過した場合は、その日の服用分を飛ばして服用せずに、翌日から再開になるケースが多いと思いますが、その方の体調、治療状況もありますので、5~6時間以上も服用が遅れた場合は自己判断でず、病院やクリニックに確認すると安心です。


デュファストンの副作用

デュファストンを服用したら
鬱(うつ)っぽくなった
すごく眠い
腹痛がある
体がだるい
などがあって「デュファストンの副作用では?」と気にされている方もいます。

そこで、メーカーさんから報告されている「デュファストンの副作用」をご紹介しておきます。

デュファストンの副作用
・悪心、嘔吐
・食欲不振
・頭痛
・眠気
・めまい
・倦怠感(だるさ)
・体重増加
・発疹、蕁麻疹
→デュファストン添付文書

黄体ホルモンを増やす「体作り」


黄体ホルモンを増やす「体作り」

黄体ホルモンは、自分の体でも作られています。

卵胞が育ち、排卵すると「黄体」に成長して、黄体から「黄体ホルモン」が分泌されます。

卵胞の育ち(排卵)が元気だと、「黄体ホルモン」の分泌が良いです。

逆に卵胞の育ち(排卵)が弱いと、「黄体ホルモン」の分泌が弱くなります。

卵胞の元気さや、黄体ホルモンの分泌の良さは、「基礎体温表」でも確認することができます。
基礎体温が
・しっかり二相になっている
・高温相が8日以上しっかり続く
・高温相がガタガタしない
こうしたグラフがいいです。


基礎体温グラフ

自力で分泌する「黄体ホルモン」と、内服薬で補う「黄体ホルモン」では、1日を通しての血中濃度が異なると言われています。

妊娠しにくい方は、病院の治療も大切ですが、ご自身の「体作り」にも注目してみましょう。

くすりの上田では、不妊でお悩みの方の「健康な体作り」のサポートをしています。
不妊治療の知識もしっかり豊富で、あなた様の妊活を力強く応援します。

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記事担当:薬剤師(上田康晴)

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