卵胞の大きさと、排卵のタイミング【排卵の目安は20mm以上で】
記事公開日:2019/02/04 (更新日:2020/08/25)

こんにちは。
不妊相談を20年。
薬剤師の上田康晴です。
「卵胞」の育ちについての話。
・何日で大きくなるか?
・いつ排卵するか
こうした内容を解説していきます。
このページの目次
・卵胞の成長スピードについて
・卵胞の大きさで「排卵日」予測
・排卵予測の他の要素
・育ちが悪い場合は「排卵誘発剤」
・お勧め漢方薬
記事担当:薬剤師(上田康晴)
・病院に1年の勤務経験あり
・「くすりの上田」の代表取締役
・昭和26年創業の薬屋
卵胞の成長スピードについて

卵胞の成長について、わかりやすくお話します。
卵胞の大きさの平均まとめ。
順調に「卵胞」が育てば
生理から10日目:
卵胞の大きさは12mm
生理から11日目:
卵胞の大きさは14mm
生理から12日目:
卵胞の大きさは16mm
生理から13日目:
卵胞の大きさは18mm
生理から14日目:
卵胞の大きさは20mm
と、成長していきます。
生理が終わったくらいから、卵胞はだいたい1日2mmくらい、大きくなっていきます。
卵胞が「20mm以上」にまで育つと、排卵が起こりやすいです。
人により20mm以下でも排卵してしまう場合もあり。
卵胞の大きさから「排卵日」を予測する

卵胞は生理後は1日2mmくらい「大きく」なる。
排卵は、卵胞の大きさが20mmくらいまで育ったくらいで「排卵」が起こる。
これを参考に、病院やクリニックで「超音波による卵胞チェック」で、卵胞の大きさを調べると、排卵日の予測ができます。
例えば、生理から数えて9日目に卵胞チェックをして14mmだった場合、1日2mmで元気に育てば、あと3日で20mm、4日で22mmまで成長します。
生理から数えると、
・12日目に20mm
・13日目に22mm
の計算になります。
つまり12日目、13日目あたりが排卵しそうと予測ができるのです。
排卵は「ホルモン数値」や「成長スピード」も参考にされる

卵胞のその時の大きさだけでなく、成長スピードの遅い方は、それも参考にして排卵予測もされます。
生理周期の長い方は、卵胞の育ちが遅い場合が多く、排卵までの日数がかかります。
生理周期の長い方の特徴
・高温相の日数は通常か短め
・低温相の期間が長い
こうした方は、排卵まで時間がかかっています。
排卵日の
わかりやすい計算
生理周期の日数-14日
これでも、だいたいの排卵日になります。
生理周期は35日の場合。
35日ー14日で、生理21日目くらいが排卵になっている傾向があります。
もちろん個人差はありますので、排卵日がわかりにくい方は
・病院で検査
・排卵検査薬で調べる
などでチェックしてください。
病院やクリニックでは、排卵前の血液検査で「ホルモン数値」も参考にして、実際には排卵日を最終予測しています。
・卵胞の育ちが悪い方に「排卵誘発剤」

卵胞の成長が遅くて、排卵しにくい場合には排卵誘発剤が処方されます。
卵胞の成長を助ける薬です。
排卵誘発剤の種類
・クロミッド錠
・セキソビット錠
・レトロゾール錠
排卵しにくかった方でも、こうした排卵誘発剤で「排卵」しやすくなります。
クロミッド錠などは、子宮内膜が薄くなりやすいので、たまに休みの月があるといいですよ。
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薬剤師:上田康晴
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