少し前までは、体外受精の卵巣刺激方法は、大きく分けてロング法ショート法の2種類でした。若い方にはロング法、30代後半頃よりショート法みたいな使い方が多かったと思います。

しかし1999年頃より、新しいお薬が出てきて、2006年9月に日本でも正式導入されました。その方法をGnRHアンタゴニスト法といい、今ではよく使われる卵巣刺激方法になり、体外受精の採卵方法は、ショート法、ロング法、アンタゴニスト法の3種類に分かれるようになりました。

アンタゴニスト法長所として

・薬を使う期間が短くなり、患者さんの負担が少なくなった

・ロング法に比べ、卵巣の反応が良い事が多い

・卵巣過剰刺激症候群の発生頻度が低下する報告がある

などがあります。


採卵方法は、まずは月経の3~4日目より、卵胞を育てるFSH/hMGの注射を排卵を起こす注射をうつまで毎日続けます。

次に、GnRHアンタゴニストという薬を、卵胞が14mm前後まで育った頃より使い始め、同じく排卵を起こす注射をうつ日まで続けます。病院によっては、卵胞を14mm前後まで育つのを確認する代わりに、FSH/hMG注射の6日目よりGnRHアンタゴニストを使う方法を選ばれる事もあります。どちらでも問題はなさそうです。

最後に、排卵を促すhCGの注射をして、採卵します。卵巣過剰刺激症候群のリスクがある方には、排卵を促すhCG注射の代わりに、GnRHアゴニスト点鼻薬で排卵を促す方法も行われます。

ショート法を試してみて、治療結果が良くない場合、アンタゴニスト法を試されるケースが多いように感じます。


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