クロミッド2錠でも排卵しない場合の対策【妊娠できた方法とは】
記事公開日:2020/02/14(更新日:2020/09/15)
排卵を助ける排卵誘発剤「クロミッド錠」

こんにちは。
不妊相談を20年!
薬剤師の上田康晴です。
排卵誘発剤である「クロミッド錠」の解説です。
通常はクロミッド錠を1錠を5日間、服用します。
排卵が極端に弱い方には、1日2錠に増やしたりもします。
それで、排卵してくれればいいのですが、人によっては、それでも排卵しない方もいらっしゃいます。
病院では、3錠に増やす場合もありますが、卵巣が腫れることもあり、リスクもあります。
排卵しないと、病院の治療も前に進みませんし、妊活も前に進みません。
通院していても
クロミッド処方
↓
排卵しない
↓
リセットで生理を起こす
↓
クロミッド処方
↓
排卵しない
↓
リセット
の繰り返しになります。
クロミッド2錠でも排卵しない場合は

当店でも、クロミッド2錠で排卵しなかった方でも、妊娠された方は、当店でも何人もいらっしゃいます。
安心してください。
しかも「クロミッド錠」なしで自然排卵が起こり、自然妊娠された方も、たくさんいらっしゃいます。
基本的に、排卵が弱いため「クロミッド錠」を使って排卵を助けているのですが、そもそも自力の排卵力が上がれば排卵しやすくなります。
ホルモン剤で助ける対策も有効ですが、自分の本来の排卵力を取り戻す対策が大事です。

自分で卵胞を「育てる力」が身につけば、クロミッド2錠だった方でも、クロミッドが1錠でも効くようになります。
そして、クロミッド1錠を使わないと排卵しにくい方でも、薬なしでも排卵できたりするようにもなります。
排卵障害の原因

排卵しにくくなる原因として
・ホルモンの乱れ
・多嚢胞性卵巣(PCOS)
こうした原因がほとんどです。
どちらでも自力排卵のチャンスはありますので、生活習慣の見直しをしっかり、やっていきましょう。
乱れた生活を整え、食事を見直し、しっかり体作りをしていくと体の本来の働きが、ちゃんとしてくるようになります。
「卵巣機能の低下」で排卵が弱い場合は、生活を正すだけでは弱い事もありますので、漢方薬の力も頼ってみてください。
卵巣機能の低下は何をもってそうと分かるのか?
卵巣機能の低下の目安
1)FSHが高くなっている
2)年齢が高い(40代)
これらを目安にします。
これとは別に、卵巣機能の目安として「AMH」のホルモン数値も大事ですが、排卵力に限っては、上記2点を特に目安にしています。
AMHは、体外受精の際の採卵の目安となります。
病院では、排卵は弱い方にはまずはクロミッド錠を1錠5日間、飲んでもらって様子をみます。
効果が弱ければ、増量します。
クロミッドでも排卵しにくい場合は、不妊治療が停滞しがちですので、ぜひ自分の排卵力を高める努力をしていきましょう。
病院以外の体作りも試してみてくださいね。
・ホルモンバランスの乱れ
・多嚢胞性卵巣(PCOS)
は生活の改善や、お薬の対策で正常に整う場合もあります。
排卵しやすい「体作り」を一緒に頑張っていきましょう!
生活の改善もお忘れなく。
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