不妊治療に病院に行くと、
まずは、ホルモン検査をすることが多いです。

ホルモン数値をみて排卵がちゃんとできていそうか?
妊娠できる状態になっているかをチェックします。
方法は、採血をして調べます。

血中のホルモンは、周期の中でも変動が大きく基礎チェックとして大事なのが、生理3日目のホルモン数値が目安となります。
病院によっては、4日目、5日目でもオッケーとするところもあります。
排卵頃にも、ホルモン検査をしたりしますが、これは排卵日を予測するために行います。


ホルモン検査で調べる内容は

・FSH(卵胞刺激ホルモン)
卵胞育てるホルモンで、卵巣機能が弱ってくると数値が高くなります。
10以上だと卵巣機能の弱りがあり卵胞の育ちも弱ってきています。

・LH(黄体化ホルモン)
排卵を促すホルモンです。
市販の排卵検査薬は、尿中にでてくるLHをチェックしています。
排卵期にホルモン数値が高くなります。

・エストロゲン(黄体ホルモン)
子宮内膜を厚くするホルモンです。
また、卵胞が育ってきたことを、体に伝えるホルモンでもあります。

・プロゲステロン
子宮内膜をより厚く、着床しやすい状態にしてくれるホルモンです。

・プロラクチン
この数値が高いと、排卵障害になるので異常がないかを調べます。
もともとは、母乳を促すホルモンです。

・AMH
これは基礎検査に含まない事が多いですが調べると便利な数値です。
卵巣の中に、どれだけ卵子残っているかがわかるホルモン数値で、卵巣機能の若さがわかります。

これを調べることで、体外受精のステップアップのタイミングのスケジュールを決めるのに役立てたり、体外受精採卵方法の検討にも活用されます。
AMH1以下だと、閉経近づいてきているサインになります。
治療プランを早めるのがお勧めです。

また、ホルモン数値のバランスで、体の状態がわかります。


1)生理の頃は FSH>LH
生理の頃は、通常「LH」より「FSH」の方が数値が大きい
これが、逆転している場合は、「多嚢胞性卵巣(PCOS)」の可能性があります。
多嚢胞性卵巣の場合は、AMHや、男性ホルモンの数値も高い場合が多いです。(両方高いとも限らない)

2)生理の頃、FSH、LHの両方が高い卵巣機能が弱って、閉経が近づいてきているサインです。

AMHを調べると、数値が低い場合も多い。
今以上の対策をして、頑張りましょう。

ホルモン異常は、体調を整えたり卵胞の育ちが良くなると、数値が安定しやすいです。

病院に治療だけで、なかなかスッキリしない場合は是非、それ以外の対策も検討してみてください。

漢方薬
サプリメント
温灸
などで、体の状態が良くなって妊娠される方も多いですよ。

一人で悩まず、お気軽にご相談くださいませ。
新規の相談は、1時間くらいはかかりますので、ご予約の上、お越しくださいませ。


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薬剤師:上田康晴

富山県高岡市にある不妊相談の専門店
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営業:10時~18時 定休日:水曜、日曜、祝日


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