こんにちは、薬剤師の上田康晴です。

中学生や高校生のアトピー性皮膚炎は、顔に出やすく周りの視線が気になる年頃です。

生活の改善で「良くなる」場合もありますので、わかりやすく記事をまとめてみました。


・もくじ

・中学生、高校生のアトピーの特徴
・中学生、高校生のアトピーの治療法
・中学生、高校生のステロイド
・中学生、高校生のアトピー「生活の影響」
・「ニキビ」と「アトピー」は相性が悪い


この5つを解説していきます。

この記事は創業70年の薬屋の薬剤師が書いています。

記事担当:薬剤師(上田康晴)
・薬学部卒業後、病院に1年勤務
・薬屋でアトピー相談を10年
・娘のアトピー完治を経験

中学生、高校生のアトピーの特徴


中学生、高校生のアトピーの特徴

中学生、高校生のアトピーの特徴。

出やすい部位。
・顔面
・首
・胸部
・背中

上半身に出やすい傾向があります。

重症化すると全身に広がります。

(記事参照元)
日本皮膚科学会ガイドライン


中学生、高校生のアトピーの治療法


中学生、高校生のアトピーの治療法

・ステロイド剤
・プロトピック軟膏(小児用)

炎症を抑えるため「ステロイド」が処方されます。

免疫抑制剤の「プロトピック軟膏」を使う場合もあります。


中学生、高校生のステロイド


中学生、高校生のステロイド

中学生、高校生に処方されるステロイド剤。

ステロイドの強さが
・マイルド
・ストロング
・ベリーストロング
のステロイド剤がよく使われます。

症状によって、ステロイドの強さを使い分けます。

ステロイドの「強さ」紹介
1位 ストロンゲスト
2位 ベリーストロング
3位 ストロング
4位 マイルド
5位 ウィーク

短期間の使用であれば、副作用は気にしなくて大丈夫です。


中学生、高校生のアトピー「生活の影響」


中学生、高校生のアトピー「生活の影響」

・テスト前や受験前に悪化
・食事の徹底
・夜食は注意


テスト前や受験前に悪化

中学生、高校生のアトピーは、テスト前に悪化する事が多いです。

ストレスもアトピー悪化の要因になっているようです。
テスト、受験が終わると、アトピー性皮膚炎の症状が楽になる場合もあります。

食事の徹底

子供の頃は腸が未発達のため、問題ない食事でも過剰に反応してアレルギー反応を起こしてしまう場合もあります。

こうした過剰反応は、腸が発達してくると収まっていきます。

中学生や高校生になっても、アトピー性皮膚炎の症状がある場合は、アトピー体質の要因が強くなったと想定されます。
アトピー悪化予防のために「食事対策」を徹底すると良いでしょう。

夜食は注意


中学生や高校生にもなってくると、寝る時間が遅くなってきます。

遅い時間まで起きていると、間食など食べがちです。
健康的な食事ならまだしも、こうした時は「お菓子」などを食べがちです。

不規則な食事はアトピーを悪化させやすいので気をつけましょう。


「ニキビ」と「アトピー」は相性が悪い


ニキビと「アトピー」は相性が悪い

アトピー治療に使用する
・ステロイド剤
・プロトピック軟膏

両方とも「ニキビ」を悪化させてしまう働きがあります。

ステロイド剤、プロトピック軟膏は、免疫を抑制させて「アトピー」の症状を抑えています。

ですが同時に菌と戦う「免疫力」も落としてしまうので、菌の感染症は悪化しやすくなります。ですので「にきび」が悪化します。

「にきび」のある部分には、「ステロイド剤」「プロトピック軟膏」は使用できませんので、ご注意ください。


中学生、高校生のアトピー性皮膚炎 まとめ



痒みや、赤みが強いとストレスも溜まり、勉強にも集中できません。

また、社会人になる前に、肌の状態は良くしておきたいです。

その理由
1)メンタルが落ちる
2)面接の時に困る
3)社会人になって仕事でマイナス要因になる

などが、人にってあったりします。

アトピー性皮膚炎は、20歳までは、頑張ったら良くなりやすいと、私は思っています。
大人になると、なぜがアトピーの治りにくさを体感しています。

今が頑張り時と思いますよ。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!

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