プロトピック軟膏は市販で販売は?【タクロリムス】
プロトピック軟膏【タクロリムス】は一般販売されていない
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皮膚炎でよく処方される「プロトピック軟膏」。
(成分名:タクロリムス)
病院にもらいに行くのは面倒で、
「市販で販売されていないか?」
とお探しの方もいらっしゃいます。
「プロトピック軟膏」は
処方箋医薬品といって、
病院で先生に処方してもらう
義務のある医薬品に分類されています。
日本では一般販売はされていない薬なのです。
ですので薬局や、ドラックストアで
探してみても「プロトピック軟膏」は
置いてないのです。
よく使用されるステロイド軟膏は
市販で購入できますので
コチラをご参考くださいませ。
⇒市販で買えるステロイド剤の種類
プロトピック軟膏は免疫抑制剤
![プロトピック軟膏は免疫抑制剤](https://www.kusuri-ueda.jp/archives/001/202206/447d0aa258c9616fff9a5d4f8cce6502a29796c0d2ed44a992ea75b5d2823848.jpg)
プロトピック軟膏(タクロリムス)は、自己判断で手軽に使用する軟膏ではなく、お医者さんが診断のもと使用する薬になります。
間違った使用法を防ぐ目的もあって、一般販売は現在されていないのです。
■その理由は?
例えば「プロトピック軟膏」は、皮膚感染症を伴う皮膚症状に使用していると、皮膚症状が増悪するおそれがあるなど、使用法には注意が必要な薬なのです。
インターネットでは「海外輸入」の販売もされていますが、自己責任での購入となります。
できれば病院への診察で「プロトピック軟膏」(タクロリムス)を処方してもらうといいでしょう。
■プロトピック軟膏の塗り方
【用法・用量】
通常、成人には1日1~2回、適量を患部に塗布する。
1回あたりの塗布量は5gまでとする。
プロトピック軟膏【大人用と小児用の違い】
![プロトピック軟膏【大人用と小児用の違い】](https://www.kusuri-ueda.jp/archives/001/202206/a3fcde372bbb0c01d99dd0d701e71fe1c3a4e6a068c58cdf7289dde1b98d9a0f.jpg)
大人用のプロトピック軟膏は、子供に使用してはいけません。
成分は同じですが、濃度が違います。
■大人用のプロトピック軟膏
プロトピック軟膏1g中に、タクロリムスとして1mg含まれています。
■小児用のプロトピック軟膏
プロトピック軟膏1g中に、タクロリムスとして0.3mg含まれています。
大人用のプロトピック軟膏は、小児用のプロトピック軟膏の約3倍くらいの濃度(強さ)になっています。
ステロイド剤は購入可能
プロトピック軟膏は市販で販売されていませんが、皮膚炎でお困りの方は「弱めのステロイド軟膏」なら販売はされています。
本来であれば皮膚科で症状を見てもらって処方してもらうのが一番ですが、忙しい場合は、急な対処として、市販のステロイドで対応するのも、悪くはありません。
⇒市販で買えるステロイド剤はコチラ
⇒アトピー性皮膚炎の悪化要因【9つのポイント】
アトピー相談の薬屋さん
くすりの上田
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(高岡大仏の真横)
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