アトピー性皮膚炎は、どうした時に悪化するのか?


アトピー悪化

薬剤師の上田康晴です。
アトピー性皮膚炎は、いろいろな要素で悪化しやすいものです。

原因がわかると、対策もしやすくなります。
アトピーが悪化しやすい項目をチェックしてみてください。


アトピー性皮膚炎の悪化しやすい項目

9つのポイントを紹介します。
アトピーが悪化しやすい内容ですので、当てはまる場合は改善してみてください。

1)ストレス

学生の方は、試験や受験時期に、アトピーが悪化しやすい傾向があります。
大人の方は、仕事や家庭のストレスが多い時に悪化しやすいです。

ストレスを完全になくすことは難しいですが、ストレスも悪化要因の1つになっていることは理解しておくと、悪化した時に、慌てないです。

2)睡眠がしっかりできていない

ぐっすり眠れると、症状も楽になることが多いです。
痒みで眠れない時は、痒み止めの「飲み薬」も有効です。

痒み止めの内服薬
・抗ヒスタミン剤
・抗アレルギー剤

痒みも軽減しますし、痒み止めの副作用で、眠気もあるので、しっかり寝れます。
痒みの原因である「ヒスタミン」が、睡眠を妨げる作用もあるようです。

3)汗で悪化

夏場に悪化しやすい方は、汗をかいた後にシャワーなどをして、肌の清潔を保ちましょう。
その後に保湿も忘れずに。

また皮膚の常在菌「黄色ブドウ球菌」の二次感染で、アトピー性皮膚炎が悪化することも判明されています。

肌の消毒も、アトピー性皮膚炎の対策に有効です。

4)最近、食事の手を抜いている

最初にしっかり食事を意識していた方でも、少し良くなってくると、気が緩みがち。

アトピー性皮膚炎の症状が悪化している方は再度、食事対策を重視してみてください。

アトピー改善食は基本、卵、牛乳、肉は控えます。

質の悪い油も、アトピー性皮膚炎の炎症が強くなりますので注意です。

アトピーに良い油は「オメガ3」の油です。
・えごま油
・亜麻仁油
・なたね油


アトピーで控えたい油は「オメガ6」の油。
・サラダ油
・スナック菓子
・コンビニの揚げ物

5)お甘い菓子を食べ過ぎた

砂糖は、アトピー性皮膚炎が悪化しやすい食品です。

・ケーキ
・チョコレート
・アイス
・クッキー
・ドーナツ

などを食べると、アトピー性皮膚炎は悪化しやすいです。

良くなってきたら、たまに食べてもいいので、アトピー性皮膚炎が悪化している間は止めましょう。

6)スキンケアが足りない

肌の乾燥で、バリア層が弱くなるため、ちょっとした刺激で痒みが強くなりがちです。

しっかり保湿していきましょう。

一般的に「アトピー性皮膚炎」の方は、乾燥肌です。

お風呂上りには、しっかり保湿しましょう。

7)掃除がさぼりがち

ハウスダストやダニが、悪化要因になっています。
部屋がほこりだらけになっていませんか?

掃除機で部屋をキレイにして、シーツ、枕カバー、タオルなども清潔にしておきましょう。

8)紫外線

紫外線で悪化する人もいます。
外出して、日光に当たって悪化しているようなら、日焼け止めクリームも使用しましょう。

日焼け止めクリームも、肌にやさしい商品を選んでくださいね!

9)スキンケア商品が合っていない

今の「スキンケア商品」が、その方に合っていない場合もあります。

新しい保湿クリームを使い始めて、改善していない場合は、勇気を出して新しいクリームも試してみてください。


また「間違った方法」を選んでいる人もいます。

今のアトピー対策が、
・本当に根拠のある対策か?
・多くの方に有効か?
・改善に向かっているのか?

ちゃんと自分で検証して、選択していきましょう。

どうでしょうか?

当てはまる所はありましたか?
あった方は、改善していきましょう。


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