プロラクチンが高くなる原因


プロラクチンが高くなる原因

プロラクチンの数値が高くなると、不妊の原因になる場合があります。

■プロラクチンの正常値
15ng/mL以下
(30ng/mL以下でも可)

■高プロラクチン血症
30ng/mL以上

妊活中の場合は、プロラクチンの数値が高かった場合は、プロラクチンを下げる薬「カバサール錠」などが処方されます。

今回はプロラクチンが高くなる原因について、解説していきます。

【 も く じ 】
プロラクチンが高くなる原因

1)ホルモンの乱れ
2)薬の副作用
3)甲状腺低下症
4)生活の影響


■記事担当:薬剤師(上田康晴)
・くすりの上田 代表取締役
・不妊相談の薬屋
・不妊カウンセリング実績2000組以上


1)ホルモンの乱れでプロラクチンが高くなる

プロラクチンの濃度は、体のいろいろな働きでコントロールされています。

代表的なものが
・TRH(プロラクチンを分泌促進)
・ドパミン(プロラクチンを分泌抑制)

こうした働きで、プロラクチンを増やしたり、抑えたり分泌を制御しています。
何らかの原因で、ホルモンバランスが崩れると、プロラクチンが過剰分泌される場合があります。

またプロラクチンは脳下垂体から産生されますが、「下垂体腺腫」などがあると高くなる場合があります。
血中プロラクチンが100ng/mLを超える場合は、「下垂体腺腫」を疑い、MRI検査をしておくと安心です。

「下垂体腺腫」があるかをチェックして、問題ない場合にプロラクチンを下げる「カバサール錠」が処方される事が多いです。

2)薬の副作用でプロラクチンが高くなる

プロラクチンが高くなる可能性のある薬。
睡眠薬
向精神薬
抗うつ薬
胃薬
胃潰瘍の薬
ホルモン剤
血圧の薬


服用中の薬によっては、プロラクチンを分泌抑制する働きのある「ドパミン」を抑制してしまったり、拮抗する(邪魔してしまう)作用があり、プロラクチンが高くなる場合があります。

病院で高プロラクチン血症と言われた場合は、こうしたお薬を服用していた場合は、先生にもお伝えください。

3)甲状腺低下症でプロラクチンが高くなる

甲状腺ホルモンと、プロラクチンは密接な関係にあります。

甲状腺ホルモンが少ない場合(TSHは高い状態)、TRHの分泌も高くなります。
TRHは、プロラクチンを分泌促進する働きがあるので、プロラクチンの数値が高くなります

プロラクチンの数値が高かった場合、甲状腺刺激ホルモンである「TSH」や、直接の「甲状腺ホルモン」の数値もチェックしてみてください。

甲状腺ホルモンが正常になると、プロラクチンの数値も正常になる場合が多いようです。

4)プロラクチンが上がる生活要因

プロラクチンの数値は毎日、安定している数値ではありません。

月経周期でいうと、排卵期~黄体期には分泌が盛んになるという特徴があるようです。

また1日の間でも
ストレス
睡眠
運動
食事
などの影響でもプロラクチンは上がりやすいと言われます。

理想のプロラクチンの検査時期としては、月経期の食前の安静時の採血がオススメとなります。

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