妊娠は年齢と共に、難しくなると言われます。
これは自然妊娠だけではなく、もちろん体外受精、顕微授精にも当てはまることになります。

では、40歳過ぎてくる、どのくらいの妊娠率になるのかお話していきます。

病院や不妊クリニックのホームページを見ると、その施設ごとの妊娠率などが書いてあったりしますが、以外と信憑性が低かったりします。

これは病院がウソを言っているという事ではなく、しっかりとした統計論を把握していない状態で、集計しているためです。

統計といのは、正確に出そうとすると、とっても難しいもので、専門化でないと集計がバラバラになります。

例えば、当店でも妊娠率を集計してみたいと思う事もあるのですが、単に妊娠した数と、お客様の人数だけでは計算できないのです。

1年かかって妊娠した人もいれば、1ヶ月で来なくなったお客様もいます。
この1ヶ月で来なくなったお客様を、妊娠できなかったケースに入れるのか?つまりいろいろな条件も絡み合ってきます。

統計を出す場合、どの施設でも同条件で集計する必要があるのですが、どうも都合のいいデータを集める傾向があるのではないでしょうか?


話は戻りますが、日本では体外受精の妊娠率などの
全国統計のデータなどはないため、アメリカのCDCによる
報告を紹介したいと思います。
(CDC’s 2002 ART National Summary in USA)

40歳の体外受精では
妊娠率23.0%
無事に出産までいった方は16.1%(流産された方分を差し引く)

41歳の体外受精では
妊娠率が18.7% 
無事に出産までいった方は12.1%

42歳の体外受精では
妊娠率が15.4%
無事に出産までいった方は9.0%

43歳の体外受精では
妊娠率が11.5%
無事に出産までいった方は6.3%

44歳以上の体外受精では
妊娠率が5.2%
無事に出産までいった方は2.0%

ビックリするくらい、厳しい内容かもしれませんが、しっかり受け止めて、頑張る必要があります。

当店では、病院の治療以外に、漢方薬やいろいろな補いを頑張ってもらっていますが、上記データよりも、妊娠率が高い実感はもっています。

普段の生活スタイル、食事も大事ですので、規則正しい生活を心がけていてくださいね。


最後に、40歳以降で体外受精を頑張っていらっしゃる方へ

40代というと、妊娠できるタイムリミットはギリギリになってきています。
卵巣機能は単純な年齢だけではなく、個人差がとても大きいです。

まずは自分の不妊治療期間にどれだけ猶予があるのかを探るためにも、病院でしっかりFSHLHのホルモンの数値、AMHで卵巣機能の元気さは、最低限チェックしておきたいものです。

そして治療をしていく場合は、期間は長めにプランを立てるのではなく、短期集中で頑張りたいものです。
排卵する卵も、今月の卵と半年後、1年後の卵では、卵の若さが違うためです。

生理がくる度、治療が失敗する度、泣きなくなるくらいツライとは思いますが、できるだけ立ち止まらず、自分の決めた期間のゴールまでは突き進んでくださいませ。

当店でもいろいろな対策の話もしています。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。

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