子宮外妊娠の「原因」と「確率」
「子宮外妊娠」をご経験された方は、とってもツラかったと思います。
せっかく精子と卵子が出会い、受精卵になって、妊娠可能な受精卵レベルであって、妊娠判定も陽性になり、やっと妊娠できたと喜んでいて矢先の出来事で、ショックも相当なものだったと思います。
では子宮外妊娠は、どうして、どのような事が原因でなるのかをご説明していきます。
子宮外妊娠について
子宮外妊娠は、本来なら受精卵が子宮内膜に着床するものが、卵管で着床してしまったものをいい、妊娠例の4~5%くらいに起こると報告されています。
原因(要素)としては、卵管に何らかの異常がある方に起こりやすく、以前に卵巣の手術や卵管の形成手術を受けていた場合や、クラミジア感染症などになり卵管の閉塞や癒着が見られる場合、卵管に水腫がある場合などに、子宮外妊娠が起こりやすい傾向にあるようです。
体外受精の場合、受精卵を子宮に戻して2~3週間して、異常な下腹部痛、出血などがあった場合は、早急に病院へ受診してみるようにしておきましょう。
子宮外妊娠でも、見かけは妊娠と同じ反応を起こすため、妊娠反応は陽性となります。通常の健康な妊娠の場合は、妊娠5週くらいで胎嚢が確認され、妊娠6週くらいで心拍が確認されるのですが、それが確認できない場合は、子宮外妊娠か化学流産だったケースを疑います。
また、非常な稀なケースとして、子宮内膜への健康な妊娠と、子宮外妊娠が同時に起こることもあるようです。これも深刻な問題で、子宮外妊娠を起こしている卵管側の妊娠を、手術で取り除かなければいけませんが、この手術の影響で、健康な妊娠をしている子宮内膜側の赤ちゃんの流産を起こす危険性もあるようです。
どんな場合であっても、早めの診断と手当てが必要ですので、受診は怠らないようにしておきましょう。
最後に、子宮外妊娠された方に
とってもツライ出来事でしたね。まずは心と体をゆっくりと休めてくださいませ。そして、また頑張ろうと思った方へのエールです。子宮外妊娠はツライ出来事でしたが、赤ちゃんまで育つ事が可能な受精卵ができた証拠です。元気な受精卵ができたという事は、それは卵巣機能が、まだまだ妊娠が狙える元気さがある証拠にもなります。きっと次の妊娠も不可能ではないはず。あなたが、赤ちゃんに恵まれるのを応援しています。
また、再チャレンジはしているのだけど、なかなか次の結果がついてこない・・・とお悩みの方。元気な卵子や、子宮内膜の準備をしてみませんか?
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