今回は、病院で「不妊の検査」はどんな事をするのかを、ご紹介していきます。

不妊の基礎検査としては

1)ホルモン検査
一般的に生理中に血液検査により、ホルモン数値を調べ、卵巣機能をチェックします。
保険内で調べれる項目と、自己負担で追加で調べる項目もあります。

初めて病院に行かれる方や、若い方は保険内の検査だけでもOKです。
卵巣機能のホルモン以外にも、甲状腺のホルモン、プロラクチンなどもチェックして排卵障害になっていないか、流産のリスクがないかもチェックできます。

2)精液検査
ご主人の精子に異常がないかのチェックです。

病院でご主人が自ら精子を採取する場合もありますが、一般的な検査は、奥様が不妊治療の病院やクリニックに通院している場合は、病院で精子を入れる容器をもらってきて、ご主人が自宅で精子を中に入れてもらい、それを3~4時間以内に病院に持っていって検査をします。

ご主人は朝に仕事に行く前に精子を出していただければ、普通に仕事に行きながら検査ができます。

3)卵管の検査
卵管が詰まっていないか、通りがいいかの検査です。

精子や卵子(受精卵)が通れるかのチェックで、自然妊娠できるかの大事な部分となります。
不妊期間が長い場合は調べておくといいでしょう。

卵管の検査方法はいろいろな手段があり、一般的には造影剤を使って、卵管の通りを調べます。

造影剤を使うと同時に子宮の形もチェックできて便利です。
造影剤を使わずに、水や空気で通りを調べるクリニックもあります。

4)排卵のチェック
超音波で、卵胞の成長をチェックします。

卵胞の大きさが10㎜、15㎜、20㎜と大きくなっているのを確認して、排卵しているかを調べます。
また排卵頃の血液検査でホルモン数値をチェックして、排卵日も予測できます。

一般的な検査は、こうしたことを、必要に応じて順番に行っていきます。

不妊歴長い方や、流産を繰り返す方は、個別で追加の検査を行ったりもします。

薬剤師:上田康晴

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