年齢と胚盤胞の染色体異常について
卵子は年齢と共に劣化していき、染色体異常の割合が多くなっていきます。
染色体異常の卵子や、受精卵(胚)の多くは出産までいきません。
受精しても、着床までいかないか着床しても、妊娠初期に流産します。
これは、人類の知恵なのか正常でない遺伝子の場合は出産まで至らないケースが多いのです。
ただ、ダウン症のような軽い染色体異常の場合は出産まで、たどり着くことができます。
■年齢別の胚盤胞の染色体異常の割合
胚盤胞(はいばんほう)とは、受精卵を5日程育てた卵のことをいいます。

年齢が20代~30代前半でも胚盤胞の染色体異常の割合はなんと30%くらいあります。
ですので、健康な若い方でも妊娠しても、流産する可能性は2割程度あります。
これは誰が悪いわけではなく、受精卵の染色体異常であった場合が多いです。
卵子の細胞は、年齢と共に劣化、老化していくため、染色体異常の割合も増えていきます。
40歳に近づく頃には胚盤胞の50%くらいが染色体異常となります。
42歳~43歳頃には染色体異常の割合が70%~80%にもなり、流産率も40%を超えてきています。
44歳頃には胚盤胞の染色体異常の割合が80%~90%となっていきます。
これが、年齢による不妊の一番の原因となっています。
ここでご説明しているのは受精卵の染色体異常でなはく胚盤胞の染色体異常の割合です。
質の悪い卵子の場合は受精して5日育った胚盤胞(はいばんほう)まで育つ前に、成長が止まる場合もあります。
卵子の染色体異常は、もっと多く年齢の若い方でも50%くらいあると言われています。
40代の胚盤胞の染色体異常の割合を先ほど説明しましたが、そこまで育たずにダメになっていることもあると思いますので実際の治療成績のイメージはもう少し、低めに思っていてください。
それほど、年齢の壁は大きいのです。
年齢が気になる方は少しでも早く、妊活を始め、体作りにも、積極的に挑戦してみてくださいね。
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