コウノトリ イラスト

今では、不妊治療では当たり前の
人工授精」や、「体外受精」、「顕微受精」ですが
実は、まだまだ歴史が浅い治療法です。


世界初めて、体外受精に成功して
妊娠、分娩にいたったのが
1978年の事です。


2015年の今から数えると
37年前に始まった治療なんで
その時、生まれたお子様も、今でも元気であれば
37歳ということでしょうか。



不妊治療の安全性も、皆様心配されますが
現段階でも、日々、進歩している進行形です。



完成された治療ではないので、多少のリスクは伴いますが
ずいぶんと、皆様が心配されなくてもいい状況まで
近づいてきています。



その分、治療にあたっている先生が
リスク予防のため、いろいろ注意してくれています。


治療の安全性や、薬の効果も、
日々研究、レベルアップもあり
安全性、妊娠率が多少良くなってきており
不妊治療の副作用予防のスキルも上がってきております。


不安はあるとは思いますが、待っている赤ちゃんのために
不妊治療も、頑張ってみてください。


不妊治療の歴史

・1779年 配偶者間(夫婦)による、人工授精

・1884年 非配偶者間による、人工授精

・1949年 日本でも、非配偶者間による人工授精児の誕生

・1960年 排卵誘発剤のクロミッド登場

・1978年 世界で初の体外受精で妊娠、出産

・1983年 遅れて日本でも、体外受精で妊娠、出産

・1988年 世界で初の顕微授精の成功

・1997年 世界初の、胚盤胞移植で成功


今では、当たり前の胚盤胞移植。
採卵した卵、受精卵を5日程培養して
育てた「胚盤胞(はいばんほう)」の移植は
1997年といったら、つい最近から始まった
治療なんですね。



私が大学に入学したのが1992年ですので
大学卒業した頃でも、まだ胚盤胞移植
されてなかったですね。


そう思うと、その頃に不妊治療をされてた方は
結構、苦労されていたと思います。
しかも、不妊治療のお金も、今とは比べ物にならないくらい
高かかったですから・・・・。


そういう部分では、今の日本の不妊治療は
やりやすい環境が整っていることになります。



この先、5年、10年で
不妊治療が、どう進歩していくのかも
すごく楽しみです。



今、結果が出ないで、悩んでいる人のためにも
早く、新しい治療法や、新しい薬の開発があると嬉しいです。



薬剤師:上田康晴

富山県高岡市にある薬屋さん (高岡大仏横)
不妊相談の専門店 
くすりの上田


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