人の身体はデンプンを消化することによって、はじめて腸から必要なエネルギー源となるデンプンを吸収することができます。

お米はこの生命のエネルギー源となるデンプン質(炭水化物)が主成分です。
このデンプンの形を食べやすい形に変化させることをごはんを炊くといいます。

生のお米のデンプンは、分子が固く結びついたβ(ベータ)デンプンといわれるものです。
これは消化するのに大変な労力がいるものです。

βデンプンが消化しやすい分子結合の形になったものをα(アルファ)デンプンといいます。
α化したデンプンは味がよく、消化吸収されやすくなっており、食べやすいといえます。


鍋には、圧力鍋・土鍋・電気釜といったものがあります。

圧力をかければ米粒はギュッと締まり、粘りが米粒の表面に出てくるごはんになります。
圧力をほとんどかけない土鍋のごはんは、粘りが米粒の中に取り込んだまま、全体がフワッと広がったごはんになります。

また、浸水せずに洗ってすぐ炊き上げるごはんは、玄米の持つ味が水の中に流れ出さないため、比較的味の濃いごはんになります。
浸水時間が長くなれば、玄米の味が水の中に溶け出して、あっさりとした味のごはんになります。

身体の状態を考慮して、自分の身体にふさわしいごはんを炊きたいものです。



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