(記事更新:2022年7月29日)

シリンジ法とは?

「シリンジ法」とは、自宅で手軽にできる人工授精(じんこうじゅせい)のようなものです。

人工授精とは
精子を容器に入れて、病院に持っていって、子宮内にいれる治療が人工授精。
通常「人工授精」は、病院で行います。

その人工授精を、簡略化して自宅でする方法がシリンジ法です。

シリンジ法のやり方


シリンジ法のやり方

シリンジ法は、すごい手軽で難しい方法ではありません。

シリンジ法のやり方
■(手順1)
ネット通販などで「シリンジキット(専用シリンジ+精子を入れる容器)」を事前に購入しておく。
20回分のセットだと、1回400円程度。
⇒AMAZONで購入


■(手順2)
排卵日を予測して、シリンジ法を行う日を決める。
排卵3日前~排卵日あたりを狙います。

■(手順3)
清潔な容器に、精子を射精して準備する。
シリンジキットで精子を入れる容器が入っている場合は、それを使う。

■(手順4)
先が柔らかくなっている専用注射器(シリンジ)で、精子を吸ってシリンジ内に取り込む。
射精後の精子は5分~10分経過した後のほうが、サラサラしていてシリンジ法を行いやすくなります。

■(手順5)
そのシリンジを女性の膣に挿入して、精子を送り出します。


シリンジ法の妊娠率は?


シリンジ法の妊娠率は?

病院で行う「人工授精」の妊娠率は、一般的には8%くらいです。

年齢が上がると、妊娠率は低下します。

病院で行う「人工授精」の場合は、精子を洗浄抽出するため、注入する精子の質は良くなる傾向があります。

自宅で精子を膣から注入する場合は、精子の処理は行いませんので、極端に精子の質が悪い場合は、病院で人工授精をする方が期待値は上がるかもしれません。

シリンジ法の妊娠率は、病院で行う人工授精の妊娠率が8%を考慮すると、同程度だと考えられます。


シリンジ法のメリット・デメリット


シリンジ法のメリット・デメリット

シリンジ法のメリット
1)病院に行く手間がない
2)価格が安い
3)週末など病院が休みのタイミングで排卵しても対応できる

シリンジ法のデメリット
1)精子の処理ができない
2)妊娠率の統計などがない
3)排卵日を自分で予測することになる


シリンジ法で妊娠した人はいる?

当店のお客様でも、シリンジ法で妊娠された方はいます。

全国でどれくらいの人が、シリンジ法で妊娠されているのかは不明ですが、病院の先生でもシリンジ法を推奨されている先生もいますので、眉唾な治療法ではないのだと思います。

ただし、病院に通える方は「人工授精」だと精子の処理ができて安心です。
人工授精の治療費は保険診療で、1回5,460円となっています。
病院に通える方は、人工授精もご検討ください。

シリンジ法の場合は、20回セットの価格をみると8000円くらいでしたので、1回あたり400円くらいです。
数回チャレンジするには、お手頃ですので気楽に行ってみるのも、ありかもしれません。


■人工授精と併用もいいかも!
また人工授精を行った日が、排卵日とズレていたかも?
と不安な場合は、人工授精を行う3日前や、人工授精を行なった翌日に、追加でシリンジ法を追加対策するのも、アリかもしれないですね。

シリンジキットの購入方法

ドラックストア、薬局では、取扱いは少ないと思います。
ネット通販で購入されるのが便利と思います。
⇒Amazonで購入

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くすりの上田
富山県高岡市大手町11-30


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