抗酸化対策は、新しい不妊対策の分野に
活性酸素（かっせいさんそ）という言葉は、お聞きになったことはございますか？
体内で日々発生している成分なのですが、少量であれば問題ないのですが、現代人の生活では体内で過剰に活性酸素が発生している状態になっています。
この過剰な「活性酸素」が、様々な病気の原因、体調不良の原因と関係が指摘されています。
酸化ストレスとも言われ、体を老化させ、傷つける成分なのです。
妊活にも、活性酸素の悪影響は少ないほうが、期待感は高まります。
こうした「活性酸素」の対策に、抗酸化作用を持っている成分が注目を集めています。
抗酸化作用とは、活性酸素の悪影響を抑える働きのものをいいます。
最近、不妊治療をしている専門クリニックでも、抗酸化サプリを販売している所も増えてきました。
精子対策、卵子対策で、いい結果が出ているデータもあったりします。
今までの不妊治療としては、まずは病院・クリニックでのホルモン療法。
そして妊活応援ということで、漢方薬や、数えきれないほどのサプリメントがありますが、抗酸化サプリは比較的、新しい対策のカテゴリーのように思います。
不妊対策でも、卵子の「ミトコンドリア対策」は期待が持たれていますが、ミトコンドリアと活性酸素も深い関係があるようです。
ミトコンドリアは、ほとんどすべての細胞内に存在しており、呼吸で取り入れた酸素を使って、食物から取り込んだ糖や脂肪を分解し、体を動かすのに必要なエネルギーを作り出しています。
しかし酸素を利用してエネルギーを作る際に活性酸素を大量に発生させてしまいます。
活性酸素が過剰に発生すると、ミトコンドリアの機能が低下するため、老化が早まるおそれがもあります。
そうなんです。人間は呼吸で酸素を吸い込んで、エネルギーを産生しますが、その酸素のほとんどエネルギーを作るために使いますが、数％は活性酸素になってしまうのです。
運動は健康にいいですが、ハードな運動は活性酸素を大量に発生させます。
また、酒、タバコ、甘いお菓子などの過剰な糖分は、活性酸素を大量に発生させます。
それ以外にも、紫外線、排気ガス、慢性疲労（現代人に多い）などでも、活性酸素は増えやすいです。
健康対策や、不妊の対策にも、活性酸素の過剰の悪影響は抑えたほうが、得策です。
卵子対策、卵子のミトコンドリアの活性化を期待したサプリメントも多いですが、同時に「活性酸素」対策も意識するほうがいいのかもしれませんね。
抗酸化対策のご相談は、お気軽に「くすりの上田」まで。
薬剤師：上田康晴
不妊相談の専門店
くすりの上田
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（高岡大仏の真横）
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