広告、ホームページの妊娠率は参考になるのか?

私は信用できるデータもあるが、データが不透明なものも多いので、鵜呑みにしてはいけないと思います。

純粋に、統計をとったデータなら信用できると思います。
これは簡単な集計データではなく、統計学を元にした誰かの利益、私欲、個人の思い込みが関与しないデータです。

学会発表されるデータなどは、これに近いものが多いので、私も信用する材料として、皆様に紹介したりもします。

誰かの損得が、少しでも絡むデータは信用できません。こんなの、いくらでもデータを良く見せれます。

たとえば、期間、年齢を絞ることで、妊娠率なんて、どれだけでも上げれます。

不妊の方の年齢を20代~30代前半のグループで、期間の長めに設定すれば、ほとんどの方が妊娠されるでしょう。でも40代の方が多い場合は、妊娠率は低下します。

ですので、何かのセールス文句で、「妊娠率○%」とは、私は意味がないように感じます。

妊娠率を意識する病院は、年齢の高い患者さんが来るのを嫌がりますし、商品を売りたいだけのお店やネットショップでは、いくらでもいいように表現できます。

「くすりの上田」では、ホームページで妊娠された方の紹介はしていますが、妊娠率などは書いてありません。そりゃ妊娠率70%とか書けたら、カッコイイかもしれませんが、意味ないです。

統計を出すという事は、とても難しく、時間のかかる作業です。

仮に、当店が妊娠率を計算すると仮定してみます。

年間100人の方が不妊相談に来たとします。
しっかり1年継続されたグループの50人の方が全員妊娠したとして、残りのご来店の方が、1ヶ月~2ヶ月でお薬を止めて来なくなって妊娠しなかった人と位置づけした場合、妊娠しなかった方は50人。

この場合、妊娠率100%ですか、それとも妊娠率50%でしょうか?

また、年齢の事を考えると複雑です。
A店に20代の方が100人、B店に40代の方が100人行ったとします。
当然A店の妊娠率は高く、B店の妊娠率は低いです。

これば薬屋だけの話でなくて、病院の妊娠率、サプリメント、薬の妊娠率データも同じことと思います。
今は情報過多の時代です。いろいろな情報に振り回されず、自分で信頼できる情報を選ぶスキルは必須になってきました。

ただ、病院の治療成績のデータは、妊娠率は参考程度に見ておいて、年間の治療数や、妊娠数などは、どれだけ専門的に頑張っているか知れる目安になるので、いいと思いますよ。

ネット情報も便利ですが、迷った時は、お気軽に「くすりの上田」までご相談に来てくださいませ。

新規のご相談は1時間半程度かかりますので、事前にご予約くださいませ。
ご相談のご予約はネット予約が便利です。

不妊相談の専門店
くすりの上田
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