AMHは、卵巣の卵胞の数に比例する数値です。

一般的には、年齢と共に卵巣の中の卵子(卵胞)の数はどんどん減っていきます。

赤ちゃんの時が100%の卵子の在庫数だったとしたら、38歳頃には個人差はありますが卵胞の在庫が3%くらいにまで、在庫数が減ってきています。

卵子の在庫数をチェックすることで、大体の妊活期間の目安や、閉経が人より早いのか、遅いのかの目安にすることができます。

だた、この卵子の在庫数の目安(AMH)が、個人差が大きいと前回の「不妊Q&A」の「ホルモン数値で閉経ぐらいと言われた」の記事で書きました。

AMHの数値1つだけで、妊娠が難しそうなのかは、判断すべきではありませんので、今回は追加記事です。

ズバリ、FSHも同時に比較しましょう!

FSHの細かな説明は、前回の記事を参考にしていただきたいのですが、FSH卵巣機能の状態の目安になります。
卵胞がどれだけ元気に成長しているかの目安にすることができます。

1)AMHが低く、FSHも高くなっている
卵巣機能が落ちて、FSHも高くなり、卵子の在庫数が減っている場合です。
卵巣機能低下がありますので、治療は急ぐ必要があります。

2)AMHは年齢平均より極端に低いが、FSHは正常値
生まれ持った体質か、生活習慣の影響かわかりませんが、卵巣の卵子の在庫数が少なく、成長している卵子の数は少ないですが、体は元気に卵胞を育てようとしている状態です。

AMHが低くても、FSHが正常なら、妊娠の期待が十分持てます。
あとは妊娠の期待度年齢が大きく関わっています。

妊娠できる妊活期間が、同年代の方より、短くなる(早まる)可能性がありますので、しっかりプランを立てて、不妊治療や、体作りを検討していきたいです。

年齢が若い方は、AMHが低くても、排卵さえしっかり毎月あれば、無事に妊娠される方も多いですよ。
不摂生は止めて、バランスの良い食事を心掛けてくださいませ。

なかなか結果の出にくくて、不安な方は、体のバランスを整える漢方薬や、卵子が育ちやすくなる対策などをすると、長年悩んでいた方でも、1~2ヶ月で妊娠される方もいらしゃいます。

お店まで、相談にこれる方は、ぜひ一度相談にお越しくださいませ。
お会いできるのを楽しみにしています。


薬剤師:上田康晴

不妊相談の専門店
くすりの上田
営業10時~18時
富山県高岡市(高岡大仏の真横)


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