プロラクチンの正常値は15ng/ml未満なのですが、30以上になってくると、月経が不規則になったり、乳汁が出たりしてきます。
排卵障害原因にもなります。

最近では30以下だと様子見になる傾向もあるようです。

プロラクチンが15以上でも生理周期が乱れていなくてちゃんと排卵していれば治療の必要はないかもしれませんが、妊活中の方で、排卵しにくく、プロラクチンが15以上ある場合は、治療が検討されることが多いです。


高プロラクチン血症の治療としては、
カバサール(成分名:カベルゴリン)や、
テルロン(成分名:テルグリド)、
パーロデル(成分名:ブロモクリプチン)
などが処方されます。

それと、通常の検査ではわかりにくいのですが、潜在性プロラクチン血症の方もいて、日中に測定したプロラクチン数値が正常であっても、夜間に上昇して、排卵障害を引き起こしている場合もあるようです。

プロラクチンは乳腺刺激ホルモンと呼ばれ、本来は母乳を促すホルモンです。
産後に、赤ちゃんに母乳をあげるのを助けてくれるホルモンです。


授乳 イラスト

このプロラクチンは、母乳を促す以外にも「排卵を促すホルモン」を抑える働きももっているため、妊活中(妊娠前)に数値が高くなると排卵障害の原因になります。
プロラクチンが高くてもお薬をキチンと服用すれば、すぐ下がるので、安心してください。

高プロラクチン血症が原因で排卵障害になっている場合は、プロラクチンが下がることで排卵するようになります。
プロラクチンが高い場合の治療については、通院中の先生によく相談して治療方針を決めてくださいね。


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