男性不妊原因となるのが、精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)。

精子の通り道にある静脈瘤により、精子に熱ストレスが与えられ精子の質が低下しやすくなります。

不妊の大きな一因となっていますが、病院の不妊治療の「基礎検査」にはこの項目の精索静脈瘤の検査は、含まれません。

精索静脈瘤があっても妊娠できる夫婦もいます。

しかし、極端に精子の状態が悪い場合は不妊の原因になるので対策が必要です。

精索静脈瘤は、男性の5人1人くらいの割合であるという報告もあるため意外と、多い症状になります。

精索静脈瘤がある不妊の対策は大きく分けて2つ。
1)体外受精か顕微授精
2)精索静脈瘤の手術
となります。

夫婦の年齢が若い場合は、精索静脈瘤の手術をすることで1人目、2人目と、タイミングで自然妊娠をねらうことも可能になる場合もあります。

一般的には、病院で精子の数値が悪い場合は、すぐ検査をして、原因を調べるというより、まずは人工授精で様子をみてそのまま顕微授精しましょうという流れが多いです。

精子の質は、精液検査の状態に比例すると報告もあるため、いい卵子が採卵できているけどなかなか妊娠できない場合は、精子の質を高めるため、精索静脈瘤の手術も方法の1つになるかもしれません。

また、卵子の質が悪くても、よい結果につながりませんので、いい卵子対策もお忘れなく。


結果が出ない場合は、同じ事を繰り返していても、結果は変わらないことも多いため努力をちょっと増やしてみてください。

いいご縁に恵まれますように。

薬剤師 上田康晴

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