排卵誘発剤を使用すると、卵巣の中の 卵子の数が、一気に減るのではないか?
皆さん、そう心配されている方も,、多いのではないでしょうか?


うさぎ イラスト

論から言うと、排卵誘発剤を使用しても自然排卵の時と、卵子の減り方は変わりません

排卵しにくい方が、排卵誘発剤のクロミフェンクロミッド)で排卵させても、体外受精顕微授精の際に注射を打って、たくさんの卵子採卵したとしても、卵巣の中の、卵子数の毎月の低下数は同じです。

安心されましたか?

より詳しく知りたい方のために、ご説明していきますね。

卵子は卵巣の中で5~6か月かけて成長しますが、毎月1個、排卵するために1個だけ育てているのではありません。

20代の時は、月に1000個くらい消費しそれを5~6か月かけて育て、1個だけ排卵します。
排卵されなかった卵子は、そのまま萎んで消えていきます。

年齢が上がると、卵巣の卵子数が減っているので、月々の卵胞の育てる数が減っていきます。
(1000個→500個→100個→10個)

排卵しようが、しまいが、卵巣の中で卵子はすごい勢いで、毎月減っていきます。

体外受精で、たくさん卵子を採卵する場合も、病院で使用する、排卵誘発剤や注射は、卵胞の成長の、最後の1ヶ月のものに反応しますが、通常なら、排卵する卵子を1つ決めると(主席卵胞)残り育たなくなるのですが、ホルモン刺激で、残りの予備軍の卵子も育て採卵します。

もともと育てていた(消費していた)卵胞から卵子をとるので、卵巣の残りの卵子数には影響を与えません。
安心して治療に挑んでくださいませ。

治療をしていても、なかなか結果が出ないときは、卵子の質が悪いのかもしれません。

妊娠するかどうか?
受精卵が分割するかどうか?
採卵できるかどうか?
すべて、卵子の質に関係しています。

卵子の質を改善するために
・生活の改善
・食事の改善
・サプリメント、漢方の対策
などもお勧めです。

同じ治療を繰り返すだけでなく、体の対策もしっかりチャレンジしてみてください。


不妊カウンセリング学会 
認定不妊カウンセラー
薬剤師:上田康晴

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