多嚢胞性卵巣(PCOS)の対策 「腹腔鏡下卵巣多孔術」
多嚢胞性卵巣(PCOS)の対策として、手術があります。
・卵巣ドリリング法
・腹腔鏡下卵巣多孔術
・腹腔鏡下卵巣焼灼術
といった違う言い方がありますが、基本同じ治療法と思います。
多嚢胞性卵巣は、卵巣の膜が固くなり排卵しにくいので、腹腔鏡手術によって、卵巣表面の膜を焼灼して小さな穴を、いくつかあける手術です。
ただ、この手術も一生効果が続くようではないようです。
調べてみると、半年~1年(1年半)くらいで、また排卵しなくなるようです。(個人差あり)
また、この治療は治療の熱による卵子の質の低下や、卵巣予備能の低下の心配を懸念される先生もいるようです。
メリットととるか?
デメリットを大事に考えるか?
病院の多嚢胞性卵巣の治療は
1)クロミフェン単独
2)注射
3)メトホルミン 内服薬併用
4)ステロイド 内服薬併用
といった、方法もあり、
クロミフェンだけでは排卵しない方でもメトホルミン、ステロイドの併用で排卵される方も、多いです。
治療法は、いろいろありますので、自分にあった方法でチャレンジしてみてください。
また、病院の治療以外でも食事の改善で、排卵障害が良くなる事もありますので、いろいろ対策してみてくださいませ。
薬剤師:上田康晴