基礎体温の測り方、見方、排卵日は
妊娠にむけて、まずは自己チェックしたい自分の体の状態。
ホルモンバランスや、排卵日なども予測ができるため、是非とも体温を測定して、基礎体温表を作成してみましょう。
基礎体温の測り方
まずは、婦人体温計(口用)を用意しましょう。
通常の体温計は、ワキ用でメモリが36.5℃というように、メモリが少数以下の桁が1桁ですが、口の中で測定する不妊体温計は36.55℃といういうに、少数以下2桁まで表示されます。
ここまで細かく測定できるため、基礎体温で体調のことを、読み取れることがあるのです。
ワキ用の体温計で、基礎体温をつけても毎日、同じ体温にもなりがちですよ!
測定は、朝起きたら布団から起き上がらずに、そのまま布団の中で、測定をします。
起きて体を動かすと、体温に変動があるためです。
婦人体温計を、舌下に入れて測定します。
基礎体温表などには、毎日同じ時間に測定しましょうと書いてあります。
より正確な基礎体温を知りたい方は、厳重に守られるといいと思いますが、なかなか難しいのでは?
当店では、あまり時間は気にせず、朝起きたときに測定してしてもらっていますが、それでも体の状態はある程度、予測できるので、それでいいと思っています。
大事なのは、体温だけ記入して折れ線グラフを
作るだけでなく、
・生理のメモ(通常は×のマーク)
・オリモノのメモ(通常は量に合わせて+ ++ +++)
・性交のメモ(通常は○のマーク)
・不正出血のメモ(通常は▲のマーク)
・生理痛があれば(通常は△のマーク)
・あと薬を飲んだら、薬のメモ
・風邪など体調のメモ
・治療中の方は、治療のメモ
も記入しておくと、後から見て参考になります。
基礎体温の見方
28日周期が理想と言われます。
多少の日数の増減は構いませんが、周期が25日未満であったり、40~60日周期などの場合は、卵胞の育ちが悪い事もあります。
基礎体温を1周期分、記入してみてまずは2相になっているか、チェックしてみましょう。
低温相と高温相で2段になっているかのチェックです。
しっかり2相になっているのが理想です。
卵胞の育ちが悪い方、黄体ホルモンが弱い方は高温相がしっかり作れません。
高温相のお山の天辺部分の平らな部分が10日以上あれば、いいでしょう。
8日未満は、黄体機能不全が推測されます。
黄体ホルモンが弱い方で、黄体ホルモンは子宮内膜を厚くするのに役立ちます。
排卵日はいつか
排卵日は、一般的には低温相から高温相に移り変わる頃です。
これは、卵胞から卵子が排卵されることによって黄体ホルモンの分泌が増え、このホルモンの影響で体温も上がるためです。
より正確な日にちを、ここで書きたいところですがじつは、排卵日の基礎体温の位置は人によって、違います。
低温相の最後頃に排卵している人もいれば低温相の最終日の、ガクッと体温が落ちた頃の人、体温が上がり始めた頃の人もいます。
また、通常の排卵検査薬は、排卵させるホルモンが尿中に出てきているのを調べているため、陽性になった日が、必ずしも排卵日とは限りません。
性交のタイミングは
性交のタイミングは、排卵日をめがけて頑張るわけですがここに大きな落とし穴があります。
実際の排卵日だけが、妊娠可能なわけではありません。
また、排卵日が一番、妊娠率が高いわけではありません。
排卵前になると、女性はオリモノという粘液が増えていきます。
精子が、子宮の中に入るには、この粘液(オリモノ)が多い時が一番、子宮の中へと入りやすいのですが、実際の排卵日頃には、このオリモノが減ってきているのです。
そうなると、排卵日に性交を行っても人によっては、精子が中に入りにくいケースも出てくるのです。
このオリモノが減ってくる加減は、個人差はありますが、一般的に排卵日頃は減ってきています。
精子側からみれば、オリモノが一番多い排卵前の数日間の期間が、一番ベストとなります。
精子は、子宮の中に入って、4~5日は生きていると言われます。
産婦人科学会などの、妊娠率のデータをみても一番、妊娠しやすい時期は、排卵前のオリモノが多い時期に、できるだけ性交の回数が多ければ多いほど、いいと報告されています。
昔は、3日に1回、性交(タイミング)を頑張るなどと病院でもアドバイスがありましたが現代では、毎日が理想と言われています。(無理しない程度でOK)
排卵しているか、見分けるポイント
排卵をしているか、見分けるポイントはオリモノがしっかり実感できていて基礎体温がしっかり2相になっている方は9割方、排卵していると思います。
基礎体温も多少、ギザギザしていても大丈夫。
タイミングを頑張って、妊娠できるといですね。
タイミングを2~3年、頑張っているけど、なかなか妊娠できない場合は、何か原因があるのかもしれません。
不妊専門の病院やクリニックで、まずは治療というより、基礎検査だけの気持ちでお気軽に診察してみるといいでしょう。
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