排卵誘発剤(クロミッド)や、体外受精の採卵刺激で、無理やり卵胞を出すと、卵胞の数が減りすぎるのではないかとか、閉経が早まるのではと思われる方も多いと思います。
今回はコチラの疑問についての解説です。

卵子は不妊治療で早く減るのか?


女性の卵巣の中には、生れた時には100万個~200万個の卵胞の赤ちゃん(原始卵胞)があり、
妊娠適齢期頃には10万個~30万個にまで低下していきます。

通常、自然排卵は毎月1個づつしていくのですが、実際には卵巣の中では排卵に向けて卵胞を1個だけ育てているのではありません。

20代の若い方は毎月約1000個くらいを成長させていき、その内の1個だけを自然排卵させています。
残りはもったいないけど破棄されます。

毎月、それだけの数の卵胞がなくなっていくわけですから、クロミッドなどの排卵誘発剤で数個の卵を育てても、全体からみれば、そんなに大差はないことになります。

また体外受精では、本体排卵しない予定の卵(破棄される可能性のある卵子)まで育てて採卵しますので、複数個とれます。
将来の卵を先取りしているのではなく、本来なら選ばれずに破棄される卵胞を排卵させたり、取り出しているにすぎません。

通常は排卵しなかった卵胞は、再利用することがなく、体内で破棄されますので、自然と毎月卵胞は年齢と共に減っていきます。

■まとめ
排卵誘発剤や、体外受精で1ヶ月で数個の卵胞を取り出しても、卵巣の中の卵子が早く減る計算ではないのです。
治療によって、卵子が早くなくなるという事はありませんので、ご安心ください。

排卵しにくい方は、病気が関係して排卵しにくいケースや、生活習慣や、食生活が乱れていて排卵しにくいケースなどがあります。
必要な治療は受けながらも、生活の改善も意識してみてくださいませ。

また、生理不順などは漢方薬で治すことも可能です。
病院の薬と併用もできますので、今の治療で思うような結果がついてきていない時は、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?

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薬剤師:上田康晴

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