排卵誘発を目的として、「フェマーラ」という薬を使う場合があります。

排卵誘発剤としては、「クロミッド」が有名ですが、子宮内膜が薄くなるといった副作用があります。今まではこうした副作用が気になった場合は「セキソビット」に変更となります。

また、クロミッドの効果が不十分の場合には、排卵誘発の注射として「hMG」や「hCG」の注射を使っています。


これとは、少し違う作用のものが「フェマーラ」になります。フェマーラはエストロゲンを抑えて、排卵を助けてくれる働きがあるのですが、実はこの薬、不妊目的だと保険適用になっていません。現在はエストロゲンを抑える働きが「乳癌」に効果的ということで、保険適応上は「閉経後乳癌」と限られています。

しかし、この「フェマーラ」は、子宮内膜を薄くする副作用が少ないようなので、不妊治療専門の病院では、使用されるケースがたびたびあります。

ただ現在(2013年3月の段階で)、保険適応でないのが、残念です。近い将来、保険適応になると思いますが、それまでは、経済的負担は覚悟の上で使用する事になります。フェマーラ2.5㎎錠が1錠655円ほどします。

金銭的は事もありますが、その方にあった最善な方法を、ドクターに選んでいただきたいものです。病院によって、治療方針が異なる事もありますので、現在の治療に納得のいかない場合は、まずは先生と話してみたり、場合によっては病院を変更するのも一つの候補になるかもしれません。

1人で悩んでいても、なかなか解決できないものです。夫婦でゆっくり話し合ったり、病院の先生、看護婦さんとも話し合ったり、相談できる専門店などで情報を集めたりしてみてください。

かわいい赤ちゃんが、授かれることを祈っています。




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