子宮奇形は、まだまだ研究されている段階で、コレといった正確なデータが集まっていないのが現状です。子宮奇形の種類としては、単角子宮、重複子宮、双角子宮、子宮中隔、弓状子宮があります。

今回の弓状子宮は、子宮奇形の中でも比較的割合の多い形です。子宮の奥の方が少し膣側に引っ張られているような形をしていて弓のように見えるため、そう呼ばれているみたいです。

弓状子宮の研究報告も、まだまだ少ないため正確な情報は伝えにくいのですが、1997年に改編されたRaga et al. Hum Reprod の子宮奇形がある女性の妊娠のレポートによると、弓状子宮の方の妊娠予後は110人中91人が無事出産までいっており、生児獲得率は82.7%にもなっています。この数値は健康な方の数値と、なんら変わらない数値です。

また、2001年改編のWoelfer et al. Obstet Gynecol のレポートでも、弓状子宮の生児獲得率は76.1%となっており、そう悪い数値ではありません。

ですので、弓状子宮の子宮奇形の場合は、あまり気にしない方がいいのではというのが、私の勝手な見解です。もちろん病院の先生ともよく相談してくださいね。




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