日本は、体外受精の先進国です。

なんと、体外受精の実施数は世界一です。(2010年データ)

2位は米国。

日本の土地面積は、米国に比べ小さいのに、体外受精の実施数は、なんと、米国の1.6倍とのこと。
凄いの一言です。

全世界でみても、日本の体外受精はレベルが高い方と思います。

では、妊娠率は世界何位かというとこれがビックリ、
50ヵ国中、45位
ビリから数えた方が、早い順位・・・。

初めて、聞いた時は間違いではと思いました。
でも、これ日本の治療が下手だからでは、ないのです。

それは日本では、体外受精をする年齢の高さに問題があります。(平均年齢)

日本は、妊娠の教育がまだまだ足りていません。
若い方は、いつでも子供は産めると思っています。

若い方のイメージだと30歳までに結婚して数年は夫婦二人で遊んで、それから子供でもいいかな?

こうしたシュミレーションの人も多いのではないでしょうか?


でも、実際は30代後半からの妊娠は結構ハードルが上がってきています。
35歳の妊娠力は、20歳の半分という話も)


その流れで、結婚の晩婚化、子作りのスタート年齢が遅いなどで、体外受精を始められる平均年齢も高くなり治療成績を落としているのです。

また、2016年から日本でも、体外受精の補助金は43歳で受給することができなくなりましたが、それ以前は、年齢制限がなかったため特に、日本の妊娠率を下げる要因になっていたのもあります。


海外の体外受精の補助金の事情は
フランスでは42歳まで
スウェーデンでは38歳まで

日本は、これまで特別だったのかもしれませんね。

日本でも2016年から、43歳の方から不妊治療の補助金がなくなりましたので、全国的にみると、43歳以上の体外受精の実施数は今後、だんだんと減ると思います。

そうなると、日本の妊娠率の順位も上がってくるのでしょう。

でも、こんな順位なんて、どうでもいいのです。

日本はレベルの高い治療ができている。
(病院によって、すごい差はありますが)

それで、頑張っている方から嬉しい結果がついてきてる。
本当に、嬉しい事だと思います。

何が何でも、赤ちゃんを授かりたい方は
可能な限り、良い病院
可能な限り、食生活を整える
可能な限り、自分の体を整えてあげる


そうした事で、チャンスは増えると思います。
いい結果がでると、いいですね!

不妊カウンセラー(薬剤師)上田康晴


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