チェックしたいホルモン数値

ホルモン数値は周期の中で変動します。

生理中のホルモン数値が体の状態を見る、大きな目安となります。


排卵の調子を見るのに役に立つのが
1)FSHは高くなりすぎていないか?(8以下くらいか)
2)FSHと、LHを比べると、FSHの数値の方が大きいか?

これが、まず基本のチェックポイントでもあります。


FSHというホルモンは、卵胞を育てるホルモンですが卵巣機能が落ちてくると、このFSHが高くなっていきます。

なので、このFSHが正常値(高くない状態)であれば卵胞も育っているかなという目安になります。

また、FSHが高くなくても、FSHの数値がLHより低い方は要注意です。

LHというホルモンは排卵を促すホルモンです。

生理中は、普通は「卵子が大きくなーれ」という信号が強いのが普通ですが、LHがFSHより高いという事は、それと同時期に、「いやいや、待て待て。排卵してもいいのかな?」と体が迷っている状態ということになります。

周期の乱れの原因になったりもします。

また、多嚢胞性卵巣という病気の方はLHが、FSHより高いのが特徴です。

LHの方が高い方は、多嚢胞性卵巣も疑ってみましょう。

多嚢胞性卵巣の方は、他にも
男性ホルモンの数値が高いこともある
AMHが、少し高めになることもある
が目安です。

排卵チェック、ホルモンの乱れチェックをするのに「基礎体温」も役にたちますので、ぜひ、基礎体温も記入してキレイな2相になるかチェックしてみてくださいね。

薬剤師:上田康晴


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