不妊治療をすると、卵子が早くなくなる? ウソか本当か?
安心してください。
これはウソです。排卵のしくみの誤解ですね。
排卵誘発剤を使っても
体外受精で、たくさんの卵子を取っても
閉経の時期や、卵巣内の卵子の残りの数は
変わりません。
よくある誤解なのですが、
通常、毎月1個の卵子を排卵するから
多く卵を採ると、減るイメージもあると思います。
でも、実は1個の卵子を排卵するのに
1個だけ育てているのではないのです。
卵子は5~6か月かけて
育つと言われていますが
実は若い方では、月に500個~1000個くらい
年齢の高い方でも、月に10個~100個くらい
1ヶ月あたり育てています。
そうして、5~6か月後に
良く育った1個を選んで、排卵しています。
ですので、毎月1個しか排卵しなくても
卵子は、月あたり10個~1000個は
消費していることになります。
体外受精で、卵子をたくさん摂るとしても
来年くらいに排卵される卵を、先取りで
取り出してしまうのではなく、
もともと、選ばれずに排卵せず
成長したのに、無駄になってしまう
予備の卵子を、採卵するという事です。
ですので例えば、排卵しない方が
排卵誘発剤で、排卵させようが
体外受精で、卵子を多く採ったとしても
今後の卵子数は、変わりませんので
ご安心ください。
不妊治療をしたからといって
卵子が早くなくなることはありません!
間違った情報、妊娠を遅らすのは
とても、もったいない事です。
いい結果を早く出すためには
1)正しい知識と、
2)状況に合わせた、適切な治療選択
3)そして、効果のある「対策」選びです。
頑張って、治療しながら
いい結果が、早くでるといいですね!
くすりの上田では
妊娠しやすい「体作り」を応援しています。
薬剤師:上田康晴
富山県高岡市 (高岡大仏の真横)
不妊相談の専門店 くすりの上田
営業:10時~18時 定休日:水曜、日曜、祝日