卵巣の元気や、卵胞の元気の予測に役立つのが、FSHというホルモンです。
卵胞刺激ホルモンの事で、卵胞を刺激して大きくするホルモンです。

頭の中の、脳下垂体というところから分泌されます。

最近では、FSHの他に、卵巣機能をみるために「AMH」という数値も参考にしています。

今回は、一般的によく検査されるFSHについてお話していきます。

■FSH
FSHは、卵胞を育てるホルモンなので、1周期(約28日)の中でも、日によって分泌量が大きく違います。
一般的に、生理3日目あたりのFSHをよく調べます。

FSHの基準値は、生理3日目あたりで、3.5~12.5くらいです
しかし、実際には8~9以下が望ましいです。10は少し高いです。

このFSHは、卵胞を刺激して大きくする作用のあるホルモンなので、数値が大きいほうが良いように思うかもしれませんが、実際は逆で、数値が大きくなると言う事は、卵胞が育っていないから、FSH(卵胞刺激ホルモン)が多めに出ているという事です。

閉経前になってくると、FSHがどんどん上がっていき、20、30、50と上がっていきます。(10以上は高い


FSHは、検査する日も大事なので、いつでも検査に行けばいいのでなく、生理3日目あたりが理想なので、その頃に検査に行くか、病院やクリニックに前もって連絡してみて、検査日の打ち合わせをしておいてもいいでしょう。

FSHが、もしも10以上だった場合は、卵巣機能が落ちてきている事が予想されます。
治療方針の見直しや、不妊治療スケジュールの変更も考慮する必要があるかもしれません。

一人では、わかりにくいと思いますので、不妊治療の専門家と一緒に治療プランを考えていくといいでしょう。

FSHが極端に高い方は、体外受精も、治療のプランの有力な候補になるかもしれません。

現在通っている病院やクリニックが、体外受精をしていない施設の場合は、転院も検討してみてください。

紹介状も書いてくれるのですが、場合によっては適切な時期にスムーズにステップアップできない事もあるかもしれません。気を付けましょう。

相談はお気軽に「くすりの上田」までご相談くださいませ。
新規のご相談は1時間半くらいかかりますので、事前にご予約の上、ご来店くださいませ。

あなたに運命のご縁があることを、心より応援しています。
いい結果がでるといいですね。

薬剤師:上田康晴

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