男性の禁欲期間(精子を射精しない期間)は、どれくらいがいいのでしょうか?

昔のイメージでは、溜めて頑張るというイメージがあり、出し過ぎていると精子が薄くなるから、良くないと思っている方も多いと思います。病院やクリニックで、精液検査をする際にでも、「3~7日、禁欲してください」とも説明があったりするので、よけいにそう思うと思います。


しかし、最近の見解では、「精子」の溜め過ぎも、精子の落とすとも報告されています。

精子は、射精後3日くらいで精子数は回復すると言われます。禁欲期間が短いと精液量が少なくなる事もありますが、禁欲期間が長すぎると、精子運動率の低下があるようです。

精子は作られるのには、70日以上かかるのですが、成長した精子の生存期間は3日間くらいとも報告されています。それ以上過ぎると、死滅精子になり、なくなっていきます。新しい精子も補充されていくのですが、死滅精子は非運動精子で、活発な精子の進路の邪魔をする可能性もあります。

なので、禁欲期間は、短すぎず、長すぎず・・・・がいいみたいですね。なので無理して溜める必要はなく、自然妊娠を狙ってタイミングをしていく場合は、毎日でもいいと言われています。

人工授精の場合の、精液採取は、3~4日程度の禁欲期間が理想なのかもしれませんね。

タイミングは、禁欲期間は気にせず、排卵付近、排卵前のチャンス期間に、どれだけ頑張れるかが勝負の鍵にもなっています。ご主人に無理を言わず、プレッシャーをかけない程度で、自然に回数が増えれば理想です(これが難しいんですけどね)


あなたに、赤ちゃんがやってくるのを応援しています。

不安な事や、分からない事は、お気軽にご相談くださいませ。

一人で悩まず、一緒に頑張っていきましょう。


薬剤師:上田康晴

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