アトピー性皮膚炎【保湿対策の注意】尿素クリームはNG
（記事修正：2021年2月５日）
アトピーの保湿 尿素入りは使わない
アトピー性皮膚炎の肌は、
乾燥肌であるため、
毎日しっかり保湿を
していきたいのですが、
保湿クリームの「選び方」
の注意を書いておきます。
基本的には、アトピー性皮膚炎の方の
保湿クリームには、「尿素」が
入っていないものを選びます。
ただの乾燥肌であれば、
尿素は保湿成分なので、
普通は尿素入りの保湿クリームを
選ぶのですが、
アトピー性皮膚炎の方は要注意です。
アトピー性皮膚炎には、どうして尿素クリームはダメなのか？
アトピー性皮膚炎の方が、
尿素入りクリームを使用すると、
肌がしみる傾向にあります。
ですので、保湿剤を選ばれる時は、
尿素が入っていないものを
選ぶといいでしょう。
当店では
・メーテクリーム
・フタアミンHiクリーム
を使用しています。
皮膚科でもアトピー性皮膚炎の方に、尿素入りクリームは処方されないです。
ヒルドイドの評判は
病院では「ヒルドイド」という
クリームが頻繁に使用されます。
・ヒルドイド
・ヒルドイドソフト
・ヒルドイドローション
ヘパリン類似物質軟膏という
外用剤になります。
皮膚に適度な水分を保持させ
乾燥や刺激などから
皮膚を守ることで湿疹などの
発生や悪化を防ぐ薬になります。
ですが、
「くすりの上田」に相談に来られる
お客様の様子をお聞きしていると、
なんとなく合う人、
合わない人がいるようです。
ですので、現在使っている方で、
調子のいい方は
そのまま使われたらいいですし、
ヒルドイドソフトを塗ると、
肌の調子が悪い場合は、
他の保湿クリームも
試してみるといいと思います。
保湿は、アトピー改善の
基本中の基本ですので、
しっかり肌の手当てを
していきましょうね。
ここでいう保湿には、
ステロイド軟膏は含みません。
ステロイドの塗り薬は、
保湿という感覚で
使ってはいけません。
あくまでもアトピーの炎症が、
ひどい所に局所的に、
一時的な応急処置と
思っておきましょう。
薬剤師：上田康晴
富山県高岡市大手町１１－３０
アトピー相談の専門店
くすりの上田
