アトピー性皮膚炎、痒いけど掻いたらダメですか?
アトピー性皮膚炎は、皮膚の「かゆみ」が強く、お悩みの方は相当ツライ思いをされています。
しかし、痒くて掻き過ぎると、皮膚のバリアまで壊してしまい、アトピーの悪化を招くこともあります。
また、皮膚を掻く刺激で、さらに痒みの原因である「ヒスタミン」が分泌されるため、よけいに痒くなる傾向があります。
可能であるなら、痒くても、できるだけ掻かないほうが断然いいです。
ですが・・・・
「かゆみ」って我慢できるものではありませんよね。
回りから「掻かない」と注意されても、アトピーでお悩みの本人様からすれば、ストレスがかかるだけ。
「我慢できるなら我慢してる!」って思うはずです。
では、どうすればいいのでしょうか。
やっぱり、できるだけ掻かない方がいいので、少しでも掻く回数が減るように、いろいろな対策を頑張ってもらいます。
そうしている内に、自然と掻く回数が減ってこれば嬉しいです。
具体的には、痒み対策にはストレートに「痒み止め」の塗り薬で対策する。
当店では「チェリメント軟膏」をよく使います。
また肌の乾燥が痒みの原因になるので、保湿対策もしっかりやる。
場合によってはステロイド剤も上手に利用する。
また、体の中からも改善して、アトピーの反応も低くしていきたいので、生活スタイルの改善、食事の改善(お菓子を止める)を意識していただき、飲み薬なども使いながら、痒くなりにくい体作りを作っていきたいものです。
アトピーは1~2週間など、短期的な期間で、急には良くなってくれない病気です。
(小さな子供は早く良くなる事も多いですが)。
大事なポイントなどを守りながら半年~1年と根気よく頑張って、その見返りとして、症状が軽くなっていくのです。
コツコツ頑張るしかないですが、頑張った分だけ良くなる傾向があります。
頑張ってください!
肌の乾燥や、状態が悪いと、肌のバリア層も弱り、ちょっとした刺激で痒くなりやすいため、スキンケア対策あしっかりしておくといですよ。
当店で評判のスキンケアセット、試してみてください。
薬剤師:上田康晴
富山県高岡市大手町11-30
アトピー相談の専門店
くすりの上田