アトピー性皮膚炎のスキンケア手順【ステロイドを使わない対策】
記事公開日2020/07/25(更新日:2020/09/14)
![アトピー性皮膚炎の方必見!【お勧めスキンケア対策】](https://www.kusuri-ueda.jp/archives/001/202008/9bd76423e9d9e0ac7bd838ff3ce032a1.jpg)
こんにちは。
薬剤師の上田康晴です。
「スキンケア対策」のコツのお話。
多くの方に喜んでもらっている「方法」です。
この記事は創業70年の薬屋の薬剤師が書いています。
記事担当:薬剤師(上田康晴)
・薬学部卒業後、病院に1年勤務
・薬屋でアトピー相談を10年
・娘のアトピー完治を経験
ステロイドを使わないスキンケア対策
![お勧めスキンケア対策(アトピー編)](https://www.kusuri-ueda.jp/archives/001/202008/dfa456887eea72172587bdf5be73a4ec.jpg)
この「4つ手順」がオススメ!
手順1)保湿の対策
保湿すると悪化しにくくなる。
手順2)痒み対策
痒み止めで痒み対策。
(悪化予防)
手順3)炎症の対策
炎症を抑える対策。
(ステロイド以外の)
手順4)菌の感染対策
菌の二次感染で悪化する。
本当に評判の良いスキンケア方法ですので、一度お試しください。
当店のネット通販のページでお求めも可能です。
手順1)保湿対策
![手順2)保湿対策](https://www.kusuri-ueda.jp/archives/001/202007/fedc25eaea61033c337c83b2ac9853db.jpg)
肌は乾燥すると、肌のバリア層が弱くなります。
すると
・温度差
・物理的刺激
で痒くなりがちです。
お風呂上りに、肌が痒くなる方も多いです。それはお風呂で肌の脂分が取れているためです。
アトピー性皮膚炎の方は、もともと乾燥肌の傾向があります。
お風呂で体を洗うと、肌の脂分(保湿成分)が少なくなります。
そうなると、さらに乾燥傾向になってしまいます。
なのでお風呂上りには、しっかり保湿する事が大事です。
1)化粧水で肌に水分を入れる
2)クリームで肌に栓をする
※面倒でも両方使うのがオススメです。
できれば保湿力の高く、肌の刺激が少ない「化粧水」、「クリーム」がお勧めです。
手順2)痒み対策
![手順3)痒み対策](https://www.kusuri-ueda.jp/archives/001/202007/2fb7d4ddabba8f2a4a784141499d96bc.jpg)
アトピー性皮膚炎は「痒み」がツライです。
当店が意外と便利だと思うのが「抗ヒスタミン剤」の軟膏です。
体内の成分である「ヒスタミン」が分泌される事で「痒み」を感じます。
抗ヒスタミン剤は、痒みの原因である「ヒスタミン」を抑えてくれるお薬です。
アトピー性皮膚炎は、痒くて「肌を掻く」と悪化する傾向があります。
痒くて掻くのは仕方のない事です。
ですが肌を掻く回数を減らしたいので、痒み止めの外用薬もオススメです。
「痒み止めの軟膏」は、保湿対策に追加で併用したほうが、絶対に楽だと思います。
手順3)肌の炎症対策
![手順4)肌の炎症対策](https://www.kusuri-ueda.jp/archives/001/202007/61f633f8620396685a2484fd7b47780b.jpg)
肌の炎症による肌の症状。
・赤み
・ただれ
も気になると思います。
赤みは特に目立つ部分ですので、早くキレイにしたいものですよね。
荒れた肌を整える「漢方の軟膏薬」もあります。
生薬の「紫根」が入った軟膏で、肌の整えて正常な肌に戻してくれます。
手順4)肌の菌の感染対策
![手順1)肌の菌の感染対策](https://www.kusuri-ueda.jp/archives/001/202008/054e822b21289f90ce39c03d2c246006.jpg)
アトピー性皮膚炎は、肌の常在菌「黄色ブドウ球菌」の二次感染で悪化しやすいと言われます。
なので肌の雑菌を抑えると効果的です。
・症状が軽くなったり
・悪化しにくい傾向があります。
お風呂上りに、肌の消毒をしておくと安心です。
またジュクジュク浸出液がでている時は、菌の感染を起こしています。
そうした時も消毒はお勧めです。
アトピー相談の薬屋さん
くすりの上田
富山県高岡市11-30
(高岡大仏の真横)