リンデロンVS,VGの違い【種類とステロイド強さ】市販でも買える
(記事更新日:2021/06/11)
リンデロンの種類と、ステロイド強さ【V、VG、DP、VSの違いまとめ】

こんにちは。
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今回は、よく病院で処方される「リンデロン」について、ご説明していきます。
ステロイド外用薬であるリンデロン軟膏(クリーム)には種類があり、それどれ強さや効果が違います。
リンデロンの種類(ステロイド違い)

リンデロンの種類は4種類
【医療用・病院用】
・リンデロンV
(軟膏、クリーム、ローション)
・リンデロンVG
(軟膏、クリーム、ローション)
・リンデロンDP
(軟膏、クリーム、ゾル)
【市販・一般販売用】
・リンデロンVS
(軟膏、クリーム)
同じ名前ですが、特徴が違います。
「リンデロンV」、「リンデロンVG」、「リンデロンVS」は、「ベタメタゾン吉草酸エステル」というステロイド成分で、ステロイドの強さは「ストロング」に分類されます。
強さが上から3番目のランクに分類されるステロイド剤になります。
■「リンデロンV」と「リンデロンVG」の違い
リンデロンVGの方には「抗生物質」が配合されています。
抗生物質は、菌の感染のある部位に効果的です。
「リンデロンDP」のステロイドの強さは、一つ上の強さの「ベリーストロング」になります。
強さは上から2番目のランクに分類される、強めのステロイド剤になります。
【みんなの疑問】
一般販売用の「リンデロンVS」は、医療用の「リンデロンV」と同じ薬になります。
医療用が一般販売で買えるようになりました。
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(情報参照元 書籍:今日の治療薬)
リンデロンvsとvgの違いは?

リンデロンvsとvgの違いは?
これは多い質問ですので、解説しておきます。
【リンデロンVS】(市販あり)
ベタメタゾン吉草酸エステル 1.2mg(1g中)
【リンデロンV】(医療用)
ベタメタゾン吉草酸エステル 1.2mg(1g中)
病院用ですが、市販のリンデロンVSと同じ薬です。
つまり「リンデロンvs」と「リンデロンvg」は、同じ軟膏、クリームとなります。
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その他のリンデロンシリーズとして
【リンデロンVG】(医療用)
ベタメタゾン吉草酸エステル 1.2mg(1g中)
ゲンタマイシン硫酸塩 1mg(1g中)
【リンデロンDP】(医療用)
ベタメタゾンジプロピオン酸エステル 0.64mg(1g中)
リンデロンVの効能・効果
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、皮膚そう痒症、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症、扁平苔癬、光沢苔癬、毛孔性紅色粃糠疹、ジベルバラ色粃糠疹、紅斑症(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)、紅皮症(悪性リンパ腫による紅皮症を含む)、慢性円板状エリテマトーデス、薬疹・中毒疹、円形脱毛症(悪性を含む)、熱傷(瘢痕、ケロイドを含む)、凍瘡、天疱瘡群、ジューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡を含む)、痔核、鼓室形成手術・内耳開窓術・中耳根治手術の術創
リンデロンVの用法・用量
1日1~数回、適量を患部に塗布する。
症状により適宜増減します。
重大な副作用
眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障(頻度不明)
眼瞼皮膚への使用に際しては、自己判断でしようせず、医師の指示通りに使うとよいでしょう。
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