免疫の2番隊長 腸管免疫について
免疫の2大リーダーの最後の砦。 腸管免疫のお話です。 (最初の砦では胸腺免疫)
腸管免疫は、体の中で最も大きな免疫機関となります。

胸腺免疫は大人になると働きが弱まりますので その分、腸管免疫が頑張ります。
腸管免疫は
1)パイエル版
2)腸管固有リンパ球
3)粘膜固有リンパ球
などで構成されています。
こうした腸管免疫の部分で 、私達は食事と共に アレルギー物質や病原菌を 腸内に入れてしまうのですが、この腸管免疫の調整が働くことにより、アレルギーの原因となるIgEを過剰に産生しないよう抑制し、ブレーキをかけたり、アレルギー物質が体内に入るのを バリアして守ってくれる機能がある「IgA」の産生を促したりして過剰なアレルギーを起こさないよう体の健康を守ってくれています。
こうした大事な腸管免疫の働きを落とさないよう暴飲暴食や、不摂生には気をつけておきましょう。
腸管免疫の弱りはアトピー性皮膚炎やアレルギーの原因になるだけではなく
・風邪を引きやすい
・自己免疫疾患
・リウマチ
・がん
など、様々な原因にもなってしまいます。
逆に、腸内環境を整えることで乱れた体調が、良くなるケースも案外、多いです。 自分の体のメンテナンスは自分でしかできません。 食生活、生活習慣を見直してみてくださいね。
薬剤師:上田康晴
アトピー相談の専門店
くすりの上田
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