アトピー性皮膚炎は、免疫異常のアレルギー疾患なので、血液検査をすると、免疫の数値が極端に高いことが多いです。


注射 イラスト

注目したいのが、IgE抗体の数値です。
これがアトピー痒みなどを引き起こしてる原因にもなっています。

アトピーの方で、病院で血液検査で
・卵
・牛乳
・花粉
・ハウスダスト

などの、項目ごとのアレルギー検査をした人は多いとも思いますが、総IgE量も、大きな目安にもなります。

RIST法(IU/ml)の基準値は
・1歳未満・・・以下
・1歳~3歳・・・20以下
・3歳~5歳・・・40以下
・5歳以上の子供・・・100以下
・大人・・・170以下

しかし、アトピー性皮膚炎の方は、このIgE数値が、すごい高いです。

どれくらい高いかと言うと、ちょっと基準値を超えているくらいでなく、数倍~10倍以上になったりしています。

「くすりの上田」に相談に来られる方でも、血液検査の数値を見せてもらうとIgEの数値が、3000とか、5000とか普通によく見ます。

アトピー性皮膚炎の症状がひどい方は、IgEの数値が10,000以上の方もいます。

この過剰IgE抗体が過剰なアレルギー反応を引き起こし、痒みの原因となる「ヒスタミン」を過剰分泌させてしまいます。

痒み対策には痒み止め軟膏を使っていきましょう。

また肌の乾燥が強いと、痒みが出やすくなりますので、保湿対策もしっかりすると良いでしょう。


小さなお子様の場合は、無理して痛い思いをして血液検査をする必要はありませんので、しっかりスキンケアや食事の対策をして、様子をみてみましょう。

薬剤師:上田康晴

アトピー相談の専門店
くすりの上田
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(高岡大仏の真横)


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