アトピー性皮膚炎は免疫異常 IgE抗体が過剰?
アトピー性皮膚炎の原因は何でしょう?
それは免疫異常と、肌のバリア機能低下の2つが大きいのではないでしょうか。
(悪化要因の一番は食事です)
スキンケアの大事さは、今までたくさんお伝えしてきましたので今回は、免疫の話です。
病院で血液検査をされた方も多いと思います。牛乳だとか、卵だとか、花粉のアレルギー検査を。でも、それとは別に、免疫の成分でもある、IgE抗体の量がアトピー性皮膚炎の症状にも実は大きく関係しています。病院では、この数値も調べれます。
このIgE抗体は、痒みの元となる成分を体にばらまきます。ですので、このIgE抗体が多すぎると痒みがでやすくなります。
IgE抗体の基準値
・成人 170以下
・子供 100以下
成人で170以下が正常値なのですが、アトピーの方は、この数値が高い方がやはり多いです。
どれくらい数値が高いかというと170以下の数値が、200~300くらいになるのではありません。実は、1000を軽く超えてきます。3000~5000くらいも当たり前、症状のひどい方は10000(1万)くらいにもなっています。
ですので、アトピーは皮膚病でもありながら免疫も、大きく関係しているのです。このIgE抗体は、生活習慣の改善や食事の改善、体質の改善で、数値は下がる傾向にあります。
逆に、ステロイド剤をたっぷり使って、皮膚の炎症を、見た目キレイにしても、内部の免疫反応(IgE)は、まったく変化していないという話も聞いたことがあります。
それだと、ステロイドを使用しなくなれば、すぐ3~4日で、症状が出てくるのが理解できますよね。
ですが、くすりの上田に相談に来ていただいた方で、アトピーが良くなっている方は、たくさんいらっしゃいます。
あなた様のツライ症状も、楽になればいいですね!こちらの「アトピーQ&A」が、あなた様のお役に立てれば幸いです。
薬剤師:上田康晴
富山県高岡市にある くすり屋さん
アトピー相談の専門店
くすりの上田