何歳まで赤ちゃんが産めるのか【厚生労働省データで解説】最新:令和データ
出産できる年齢の限界は？
何歳まで「出産」できるのか、何歳まで「妊娠」できるのか、そんな疑問について解説していきます。
記事担当：薬剤師（上田康晴）
・子宝相談は20年以上の経験
・くすりの上田 代表取締役
・子宝相談の専門店
母親の【年齢別】の出生数データ
厚生労働省のホームページで「令和元年(2019)人口動態統計月報年計（概数）の概況」を見ると、次のようなデータを参照することができます。
■母の年齢別の出生数
令和１年（2019年）のデータより
令和１年に生まれた「赤ちゃん」の総数
・86万5234人
令和１年には、86万5234人の赤ちゃんが産まれています。
ではこの86万5234人の赤ちゃんを産んだ「母親の年齢」を年齢別に紹介します。
【86万5234人の内訳】
・19歳以下の出産 7,782人
・20歳～24歳の出産 72092人
・25歳～29歳の出産 220,932人
・30歳～34歳の出産 312,579人
・35歳～39歳の出産 201,009人
・40歳～44歳の出産 49,191人
・45歳以上の出産 1,649人
これが、妊娠できて出産された１年間の日本の合計となります。
（参照元）厚生労働省ホームページ
何歳まで「妊娠」できるのか？
・何歳まで「妊娠できるのか」
・何歳まで「出産できるのか」
これは似た言葉のようで、全然違います。
出産する年齢が高くなると
１）受精卵や胎児の「染色体異常」の割合が高くなる
２）その結果、流産しやすくなります。
４３歳～４４歳くらいになると、妊娠後の流産確率は50%くらいの報告となっています。
（2011年データでは）
参考までに、今後は体外受精で移植する「受精卵」の、染色体異常の検査である「着床前診断（PGT-A)」が、盛んになってこれば、流産率は今より低下する可能性はあります。
ただ「妊娠＝出産」でない事は、理解する必要はあります。
何歳まで「出産」できるのか
海外では50代の方でも、出産の報告はあったりします。
ですが詳細は不明です。
・若い時の卵子が凍結して保管されていたのか？
・若い時の受精卵が凍結保存されてたのか？
・提供された他人の卵子での妊娠・出産だったのか？
わからない事が多いです。
また「ダウン症」の心配もあります。
年齢が高くなると、「ダウン症」のリスクが飛躍的に上がります。
ダウン症の記事はコチラ
・原因と年齢別のダウン症のリスク
ですので、何歳まで出産できるとは一言では表せません。
どうしても出産できる実年齢のイメージが知りたい方は、ページの最初でお伝えした「出産した母親の年齢別のデータ」を参考にイメージすると良いでしょう。
令和１年のデータから計算すると
40歳～44歳で出産された方は、
全体の5.7%くらいです。
45歳以上で出産された方は、
全体の0.2%くらいです。
※注意
これは妊娠率、出産率ではありません。
あくまで出産合計の「年齢別の内訳」です。
年齢別【妊娠率】【出生率】まとめ
妊娠率や、出生率（出産率）の参考はコチラ
（参照元）
2017年生殖補助医療（ART）の治療成績（年齢別）
日本産科婦人科学会 ARTデータブック2017
青線：総「移植」あたりの妊娠率
赤線：総治療あたりの妊娠率
緑線：総治療あたりの出生率
紫線：総妊娠あたりの「流産率」
■体外受精での「治療開始周期」あたりの生産率（年齢別）
生産率とは、児が生きて産まれる率をいいます。
・39歳では、11.5％
・40歳では、9.3％
・44歳では、1.8％
となっています。
あとで後悔しないよう、できる最大限の事をしておく
病院の治療も継続して頑張れる方は、そのままチャレンジしていてください。
ただ病院の治療以外にも、いろいろ妊活対策は、世の中に存在しています。
良い事は１つとは限りません。
できる事は、全部やれたら一番いいです。
ですが何をしたら体に良いのか？
どんな生活習慣が「妊娠率」を落とす可能性があるのか？
それを知っていないと、全力で頑張ろうにも努力もできません。
また頑張っていても、結果が出にくくなる場合もあります。
子宝相談を専門にしている「くすりの上田」だからこそ、お話できる内容もあります。
ぜひご相談に、お越しくださいませ。
新規のご相談は１時間半～２時間くらいかかりますので、事前にご予約の上、ご来店くださいませ。
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ご縁がある待っている「赤ちゃん」のために、勇気を出してご来店くださいませ。
ご来店できる方には、できるだけのお話を、時間をかけてお話させていただきます。
いい結果がでるよう、一緒に頑張っていきましょう！
薬剤師：上田康晴
不妊相談の専門店
くすりの上田
富山県高岡市大手町１１－３０
（高岡大仏の真横）
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