アトピー性皮膚炎で
皮膚科を受診すると、
塗り薬や飲み薬など、
さまざまな薬が処方されます。

「ステロイドの塗り薬はどんな薬?」

「保湿剤だけではダメなの?」

「最近は新しいアトピーの薬もあると聞いたけれど、何が違うの?」


このような疑問を
持っている方も
多いのではないでしょうか。

アトピー性皮膚炎の治療では、
皮膚の炎症を抑えること、
皮膚のバリア機能を整えること、


そして症状の再発を
防ぐことが大切です。

今回は、病院で使われる
アトピー性皮膚炎の治療薬を
カテゴリー別に紹介します。

それぞれの薬の役割を知り、
日々のスキンケアや
生活習慣についても
考えてみましょう。

1.ステロイド外用薬|皮膚の炎症を抑える基本の薬

アトピー性皮膚炎の治療で
広く使われているのが、
ステロイド外用薬です。

赤み、湿疹、かゆみなどの
原因となる皮膚の炎症を
抑える働きがあります。

ステロイド外用薬には
強さのランクがあり、


症状の程度や
使用する部位、
年齢などを考慮して
医師が選択します。

顔や首など
皮膚の薄い部位と、
手足などでは

適した薬が
異なることがあります。

2.保湿剤|皮膚のバリア機能を整える薬

アトピー性皮膚炎では、
皮膚のバリア機能が低下し、
水分が失われやすく
なっています。


乾燥した皮膚は
外部からの刺激を
受けやすく、

かゆみや炎症が
起こりやすい状態です。

そこで大切になるのが
保湿剤です。


病院では、
ヘパリン類似物質を含む
保湿剤や、

白色ワセリンなどの
皮膚を保護する薬が
使われます。


症状や皮膚の状態に応じて、
ほかの保湿剤が
選ばれることもあります。

保湿剤は単に肌を
しっとりさせるためだけ
のものではありません。

皮膚の水分を保ち、
バリア機能を支え、
炎症の再発を
防ぐためにも重要です。


炎症が落ち着いているときも、
毎日のスキンケアを
継続することが大切です。

3.タクロリムス外用薬|ステロイドとは異なる仕組みの塗り薬

タクロリムス外用薬は、
免疫反応を調整して
皮膚の炎症を抑える薬です。

顔や首などの
アトピー性皮膚炎に
使われることがあります。

ステロイド外用薬とは
作用の仕組みが異なり、


ステロイドで
問題となる皮膚の萎縮などの
局所的な副作用が
起こりにくいという
特徴があります。


ただし、塗り始めに
ヒリヒリ感や
ほてりを感じる場合が
あります。


また、使用できる
年齢や部位、使用方法には
注意が必要です。

4.JAK阻害外用薬・PDE4阻害外用薬|炎症に関わる仕組みに働きかける塗り薬

アトピー性皮膚炎の治療には、

炎症に関わる
細胞内の信号伝達などを
調整する新しいタイプの
塗り薬もあります。

代表例として、
次の薬があります。

JAK阻害外用薬:
デルゴシチニブ(コレクチム)

PDE4阻害外用薬:
ジファミラスト(モイゼルト)

これらは、
ステロイド外用薬とは
異なる仕組みで
炎症を抑える薬です。


症状や使用部位、年齢、
これまでの治療経過などを
踏まえて、医師が使用を
判断します。

なお、ステロイド以外の
薬であれば誰にでも
適しているというわけでは
ありません。

それぞれの特徴を
理解して使うことが
大切です。

5.かゆみを抑える飲み薬|抗ヒスタミン薬など

アトピー性皮膚炎では、
かゆみを軽減する目的で

抗ヒスタミン薬などの
飲み薬が使われることが
あります。


かゆみが強いと、
無意識に皮膚を
かいてしまい、

傷や炎症が悪化する
ことがあります。

ただし、
アトピー性皮膚炎のかゆみは、

一般的なアレルギー反応
だけでは説明できません。

抗ヒスタミン薬だけで
皮膚の炎症そのものを
十分に治療できるとは
限らないため、

必要に応じて外用薬などと
組み合わせます。

眠気などの副作用にも注意し、
処方された薬の使用方法を
守りましょう。

6.生物学的製剤|炎症に関わる物質を狙って抑える注射薬

症状が強く、
これまでの治療で
十分な効果が
得られない場合には、

生物学的製剤が
検討されることがあります。

生物学的製剤は、
アトピー性皮膚炎の
炎症に関係する

特定の物質の働きを
抑える薬です。

代表例には、
デュピルマブ(デュピクセント)
などがあります。

外用薬とは異なり、
注射によって投与します。


対象となる患者さんや
使用条件があり、

治療効果や副作用などを
確認しながら
医師が判断します。

7.JAK阻害内服薬|体の内側から炎症を抑える飲み薬

中等症から重症の
アトピー性皮膚炎などで、
一定の条件を満たす場合には、

AK阻害内服薬が
選択肢になることもあります。

代表例には、
ウパダシチニブ
(リンヴォック)や

アブロシチニブ
(サイバインコ)
などがあります。

炎症に関係する
信号伝達を抑えることで、

皮膚症状や、
かゆみの改善を
目指す薬です。


一方で、感染症などの
重要な副作用に注意が必要で、

使用前や使用中に
検査を行うことがあります。

すべての患者さんに
適しているわけではなく、
医師による慎重な判断が
必要です。

8.アトピー治療は薬だけでなく、毎日のケアも大切

ここまで紹介したように、
アトピー性皮膚炎には
さまざまな治療薬があります。

しかし、どの薬を使う場合でも、
皮膚の状態を整えるための
スキンケアは欠かせません。


日常生活では、
次の点を意識してみましょう。

入浴時は熱すぎるお湯を避け、
肌を強くこすらない

入浴後は、
肌が乾燥しないよう保湿する

汗や衣類の摩擦など、
症状を悪化させる
刺激に注意する

かゆくても、
できるだけ皮膚を
かき壊さないよう工夫する


また、症状がよくなったり
悪化したりを繰り返す場合は、

薬の使用方法や
スキンケアを見直す
必要があるかもしれません。


日本皮膚科学会ガイドライン
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024

9.病院の治療を続けながら、ほかにできることを考えてみませんか?

アトピー性皮膚炎で
悩んでいる方の中には、

病院に通院して
薬を使っているものの、

乾燥やかゆみが気になる方、

症状を繰り返して
困っている方も
いらっしゃると思います。

くすりの上田では、
アトピー性皮膚炎についての
ご相談も承っています。

現在使っている
薬や肌の状態、

普段の生活で
気になっていることなどを
整理しながら、

日常のスキンケアや
アトピー対策について
一緒に考えていきます。


病院での治療を続けながら、
日常生活でできることを
見直したい方も、
お気軽にご相談ください。

アトピー性皮膚炎のことで
お悩みの方は、
「くすりの上田」まで
ご相談ください。

高岡市にあるアトピー相談の薬屋
くすりの上田
高岡市大手町11-30(高岡大仏横)
営業:10時~18時
定休日:水曜・日曜
電話:0766-22-1301


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