ステロイド情報のページを見ていただきまして、ありがとうございます!
「くすりの上田」、薬剤師の上田康晴です。

コチラのページには、ステロイドの強さ以外にも「ステロイドの大事な話」が書いてありますので、ぜひ最後までみてください。

また「くすりの上田」のホームページでは、アトピーの食事対策スキンケア対策悪化しやすい原因なども情報を公開しています。
他のページも読んで、アトピー改善のための正しい知識を手に入れてください!

■このページの目次

 1)ステロイド剤の比較(一覧表)

 2)軟膏とクリームの違い

 3)ステロイド剤の正しい塗り方

 4)ステロイド治療中の注意

 5)お勧めアトピー記事

ステロイド剤の強さの比較


ステロイド剤の塗り薬は、
作用の強さで5段階に分類されます。


「ステロイド剤の外用薬」は、強さにより5段階に分類が分かれており、症状の合わせて処方されます。

1 ) Weak(弱い)
2 ) mild(中間)
3 ) Strong(強い)
4 ) Very Strong(とっても強い)
5 ) Strongest(最も強い)

に分けられます。


このページを参考に、自分のステロイドの強さは知っておくといいでしょう。

ステロイドの強さを、名前順で調べたい方はコチラも見やすいです。
ステロイド一覧表(名前順)


1)ステロイドの比較(強さランク

■Weak(弱い)

一番弱いタイプになりますが、ほとんど使われていないようです。

・オイラゾンD軟膏
・プレドニゾロン軟膏
・プレドニゾロンクリーム



■ mild(中間の強さ)

このランクが、使用される一番弱いタイプとされます。

mild(中間の強さのステロイド)
・ロコイド軟膏
・ロコイドクリーム

(成分名:ヒドロコルチゾン酪酸エステル)

ロコイドの強さはmild(マイルド)で、弱めのステロイドになります。
初めて処方されるステロイド剤がロコイドだったりします。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・アボコート

mild(中間の強さのステロイド)
・キンダベート軟膏
(成分名:クロベタゾン酪酸エステル)

キンダベートの強さはmild(マイルド)で、弱めのステロイドになります。
キンダベート軟膏も、ステロイドの強さは弱めなので、よく処方されます。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・パルデス
・キンダロン
・キングローン
・クロベタポロン
・クロベタゾン酪酸エステル

mild(中間の強さのステロイド)
・アルメタ軟膏
(成分名:アルクロメタゾンプロピオン酸エステル)

アルメタの強さはmild(マイルド)で、弱めのステロイドになります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・タルメア
・ビトラ

mild(中間の強さのステロイド)
・リドメックス軟膏
・リドメックスクリーム
・リドメックスローション

(成分名:プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)
特徴:アンテドラックなので、皮膚から体内に吸収された後は不活化するため全身性の副作用が少ない。

リドメックスの強さはmild(マイルド)で、弱めのステロイドになります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・スピラゾン
・ユーメトン
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル

mild(中間の強さのステロイド)
・レダコート軟膏
・レダコートクリーム

(成分名:トリアムシノロアセニド)

レダコートの強さはmild(マイルド)で、弱めのステロイドになります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・トリシノロン
・ノギロン

mild(中間の強さのステロイド)
・オイラゾン
(成分名:デキサメタゾン)

オイラゾンの強さはmild(マイルド)で、弱めのステロイドになります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・デキサメタゾン
・デキサメサゾン

mild(中間の強さのステロイド)
・グリメサゾン
(成分名:デキサメタゾン・脱脂大豆乾留タール配合)



■Strong(強い)

Medium(中間)で、効果がない場合は、強さが強くなってStrongのランクが処方され始めます。
年齢(ステロイド歴)と共に、強くなっていく方が多いです。

strong(強いステロイド)
・フルコート軟膏
・フルコートクリーム

(成分名:フルオシノロンアセトニド)

フルコートの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・フルポロン
・フルオシノロンアセトニド

strong(強いステロイド)
・フルコートF軟膏
(成分:フルコートに抗生物質が追加されたもの)

フルコートFの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。


ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・デルラモンF

strong(強いステロイド)
・リンデロンV軟膏
・リンデロンVクリーム
・リンデロンVローション

(成分名:ベタメタゾン吉草酸エステル)
※リンデロンDPは、名前が似ていますが、1つ強い「Very Strong」になります

リンデロンの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・デルモゾール
・ケリグロール
・ノルコット
・ベクトミラン
・ベタメタゾン吉草酸エステル

strong(強いステロイド)
・リンデロンVG軟膏
・リンデロンVGクリーム

(成分:リンデロンに抗生物質が追加されたもの)

リンデロンVの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。

strong(強いステロイド)
・ベトネベート軟膏
・ベトネベートクリーム

(成分名:ベタメタゾン吉草酸エステル)

ベトネベートの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・デルモゾールG
・デキサンVG
・ベトノバールG
・ルリクールVG

strong(強いステロイド)
・ベトネベートN軟膏
・ベトネベートNクリーム

(成分:ベトネベートに抗生物質が追加されたもの)

ベトネベートNの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。


strong(強いステロイド)
・ボアラ軟膏
・ボアラクリーム

(成分名:デキサメタゾン吉草酸エステル)

ボアラの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。ボアラもよく使われますが強めのステロイド剤になります。


strong(強いステロイド)
・メサデルム軟膏
・メサデルムクリーム

(成分名:デキサメタゾンプロピオン酸エステル)
特徴:局所残存時間が長い

メサデルムの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・デルムサット
・プロメタゾン
・メインベート

strong(強いステロイド)
・エクラー軟膏
・エクラークリーム

(成分名:デプロドンプロピオン酸エステル)

エクラーの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。


ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・アロミドン

strong(強いステロイド)
・ベクラシン軟膏
・ベクラシンクリーム

(成分名:ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)

ベクラシンの強さはStrong(強い)で、強さは上から3番目になります。強めのステロイド剤になります。

特徴:アンテドラックなので、皮膚から体内に吸収された後は不活化するため全身性の副作用が少ない。



■Very Strong(とっても強い)

ストロングでも効かない場合は、その上のVery Strong(とっても強いランク)が処方されます。
症状に応じて、軽くなったら下のランクに落とすことも意識してみましょう。

very strong(とっても強いステロイド)
・フルメタ軟膏
・フルメタクリーム
・フルメタローション

(成分名:モメタゾンフランカルボン酸エステル)

フルメタの強さはVery Strong(とっても強い)で、強さは上から2番目になります。強いステロイド剤になります。


ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・マイセラ
・フランカルボン酸モメタゾン

very strong(とっても強いステロイド)
・アンテベート軟膏
・アンテベートクリーム
・アンテベートローション

(成分名:ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル)

アンテベートの強さはVery Strong(とっても強い)で、強さは上から2番目になります。強いステロイド剤になります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・アンフラベート
・サレックス
・ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル

very strong(とっても強いステロイド)
・リンデロンDP軟膏
・リンデロンDPクリーム

(リンデロンにはVとDPがあり強さが違います)
(成分名:ベタメタゾンジプロピオン酸エステル)

リンデロンの強さはVery Strong(とっても強い)で、強さは上から2番目になります。強いステロイド剤になります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・デルモゾールDP
・ダイプロセル
・ディーピーポロン
・ヒズボット
・ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル

very strong(とっても強いステロイド)
・トプシム軟膏
・トプシムクリーム

(成分名:フルオシノニド)

トプシムの強さはVery Strong(とっても強い)で、強さは上から2番目になります。強いステロイド剤になります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・グリコベース
・シマロン
・ソルニム
・フルオシニド

very strong(とっても強いステロイド)
・マイザー軟膏
・マイザークリーム

(成分名:ジフルプレドナート)

マイザーの強さはVery Strong(とっても強い)で、強さは上から2番目になります。強いステロイド剤になります。

特徴:アンテドラックなので、皮膚から体内に吸収された後は不活化するため全身性の副作用が少ない。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・サイベース
・ジフルプレドナート
・スチブロン

very strong(とっても強いステロイド)
・ビスダーム軟膏
・ビスダームクリーム

(成分名:アムシノニド)

ビスダームの強さはVery Strong(とっても強い)で、強さは上から2番目になります。強いステロイド剤になります。

very strong(とっても強いステロイド)
・ネリゾナ軟膏
・ネリゾナクリーム
・テクスメテン

(成分名:ジフルコルトロン吉草酸エステル)

ネリゾナの強さはVery Strong(とっても強い)で、強さは上から2番目になります。強いステロイド剤になります。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・アルゾナ

very strong(とっても強いステロイド)
・パンデル軟膏
・パンデルクリーム

(成分名:酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン)

パンデルの強さはVery Strong(とっても強い)で、強さは上から2番目になります。強いステロイド剤になります。

特徴:アンテドラックなので、皮膚から体内に吸収された後は不活化するため全身性の副作用が少ない。

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・イトロン
・ハーユロン
・酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン




■Strongest(最も強い)

名前の通り、ステロイドの強さが最上級のものです。
これより上のランクはありません。

strongest(最も強いステロイド)
・デルモベート軟膏
・デルモベートクリーム

(成分名:クロベタゾールプロピオン酸エステル)

デルモベートの強さはStrongest(最も強い)で、強さは最上級MAXになります。一番強いステロイド剤になります。

特徴:強力な抗炎症作用がある。外用薬でも長期大量使用で、全身作用がある。
重大な副作用:眼圧亢進、白内障、緑内障

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・グリジール
・ソルベガ
・デルスパート
・デルトピカ
・マイアロン
・マハディ
・クロベタゾールプロピオン酸エステル

strongest(最も強いステロイド)
・ダイアコート軟膏
・ダイアコートクリーム
・ジフラール軟膏
・ジフラールクリーム

(成分名:ジフロラゾン酢酸エステル)

ダイアコート、ジフラールの強さはStrongest(最も強い)で、強さは最上級MAXになります。一番強いステロイド剤になります。

特徴:強力な抗炎症作用がある。外用薬でも長期大量使用で、全身作用がある。
重大な副作用:皮膚の細菌・真菌の感染、白内障、緑内障

ジェネリック医薬品(同じ成分で名前の違う薬)
・アナミドール
・カイノチーム
・ジフロラゾン酢酸エステル



(補足)
病院では、ステロイドと混合して、処方される場合もあります。
・ワセリン
・亜鉛華軟膏
などが、よく混合されます。

2)ステロイド剤 軟膏とクリームの違い

軟膏
・ワセリンがベースとしてよく使われる。
・ベタベタするが保湿性は高い
・鱗屑を軟化させ取り除く
・刺激性が少なく、紅斑、丘疹、びらんなどに使える

クリーム
・塗り心地がよく、ベタベタしない。
・配合剤の皮膚への浸透性が良い
・ときに刺激になり、びらん、潰瘍など浸潤面には適さない

ベタベタするのが嫌という場合はクリームが処方される場合もあります。

3)ステロイド外用薬の正しい塗り方

ステロイド外用薬は、症状に合わせて1日に1回~2回、患部に塗ります。皮膚が厚い部位は、入浴直後の皮膚が柔らかくなっている時に、ステロイドを塗ると、薬の吸収が良くなり効果的です。

塗る量ですが目安として、ステロイド外用薬0.5gで、大人の手のひら2枚分くらいの面積が目安です。
でも「0.5gなんて、どうやって計るの。面倒くさい」と思いますよね。

そこで便利な、FTU(フィンガーチップユニット)という考え方があります。これは人差し指の先端から第一関節まで、ステロイド剤のチューブから絞り出した量が約0.5gと計量する方法で、この量を、先ほどの大人の手のひら2枚分の面積を目安に使います。

ステロイド剤のチューブの容量によって、チューブ口の先端の大きさは異なりますが、大きめの25g~50gの容量のチューブで、人差し指の先端から第一関節までの量になります。

5gのチューブでは、人差し指の先端から第一関節までを2回絞り出した量が、約0.5gとなります。
ただし、指の長さ、手のひらの大きさは個人差がありますので、大体の目安としてでOKです。

4)ステロイド治療中の注意

皮膚は場所によって、薬の吸収率が違います。

ステロイド吸収率の部位比較

腕が1とした場合、他の部位と比較すると
・背中1.7倍  
・頭皮3.5倍  
・額(おでこ)6倍  
・顔は下顎で13倍  
・陰嚢42倍  

と吸収率が高くなりますので、使用するステロイドの強さ、塗る量には気をつけましょう。病院で指示された量をお使いください。

(情報参照元 書籍:今日の治療薬)

他のお勧めの記事

・アトピーの原因は

当店がアトピー相談を始めた経緯と決意

「ステロイド剤」よくある質問Q&A5選!

アトピー性皮膚炎 保湿の仕方

・くすりの上田のスキンケア商品

相談のご希望の場合は、「アトピーQ&A」のページをまず見て、当店の治療スタイルを確認の上、それでも相談にいって本気で取り組みたいと覚悟がある方のみ、ご予約ください。
本気の方と、一緒に頑張っていこうと思っております。

遠方の方で相談に来れない方は、商品のご注文の際に、当店で説明の際にお渡ししている「わかりやすい資料」を一緒に入れてお送りしますので、ご安心してネットから商品を注文くださいませ。

私の娘もアトピーになって、今は完治していますが、皆様と同じ悩みを経験しています。
我が家の対策や、当店のアトピー対策、アトピー情報が皆様のお役に立てれば幸いです。

記事担当
薬剤師:上田康晴

薬の専門家
くすりの上田
富山県高岡市大手町11-30